新宿の献血ルームに行ったら最高のおしゃれカフェ空間で人生の悩みまで解決してくれる場所だった
受付確認票にもろもろ記入しているあいだ、スタッフの方がやってきてこう言った。
「温かい飲み物を飲んでください」
(えっ)
握り飯はさっきまで冷たいスムージーをガバガバ飲んでいた。献血を行う前には、温かい水分をとったほうがいいという。なんだか申し訳ない気持ちに。
自己申告する内容はタブレットに入力する。このとき、さらに紙パック飲料一本分の飲み物を勧められた。2本目は温かい乳飲料だ。
献血ルームに入って30分もしないうちに、ドリンク類とお菓子をいただき、握り飯はそのすべてを平らげた。さっきからお菓子をもらってる子どもみたいだ。
医師の問診では、自己申告した内容をもとに質問される。問題なさすぎて5分とかからなかった。
医師の問診も無事終えて、これで献血かと思いきや最後の関門があった。血液中のヘモグロビン濃度を調べて、採血基準を満たしているか確認するという。これに引っかかると今日の献血はできない。
数分すると、握り飯のヘモグロビン濃度の結果が出た。
「男性並みに濃いです!」(看護師さん満面の笑みで)
献血決定の瞬間だ。看護師さんにはとても喜んでいただけた。いい人材を連れてこれてよかった。