「レゴⓇアート 世界地図」作ってみましたレビュー 圧倒的なボリュームで長く深く楽しめる逸品だった
トゥギャッチ編集部で『レゴⓇアート ワールドマップ』(以下、レゴ 世界地図)を何時間で作ることができるかチャレンジした。本記事は、商品紹介にフォーカスしたレビュー記事である。
レゴ至上最多ピース数(2021年8月時点)を誇る本商品、お値段も29,880円(税込)とかなりの大作である。作るのにいったいどれくらい時間がかかるのか、どんな手順で作っていくのか、作る上でのポイントなどをご紹介する。購入を検討している方の参考になれば幸いだ。
制作チャレンジの様子は実況記事の方で書いているので、そちらもぜひご覧いただければと思う。
レゴ 世界地図はドット絵みたいな作り方
レゴというと、ブロックを立体的に組み上げて作っていくイメージが強いが、世界地図は基本的に平面の作業だ。
10色からなるカラフルなビーズ状のピースを一個ずつパネルにはめていき、完成したパネルを貼り合わせることで世界地図が完成する。ちょうど、ドット絵に近い作り方となっている。
10色のピースにはそれぞれ番号が振られていて、説明書にはパネル1枚ごとに、どこに何番のピースをはめれば良いかが書かれている。あとは、このガイドに従って順番通りにピースをはめていくだけ。作業自体はとてもシンプルだ。
時間と物量との戦い
パネルは正方形で、これが全部で40枚もある。
パネル1枚にはめるピースは16×16で256個。これを40枚続けるわけだから、難易度の高さというよりは純粋に時間と物量との戦いになる。
私の場合、最初のうちはパネル1枚を完成させるのに25分くらいかかったが、慣れると15分くらいでできるようになった。
1枚15分はMAXで順調に進んだ時のタイムだ。それでも単純計算で15分×40=600分。パネルだけでこの時間がかかる計算なので、1人でやる場合は、どんなに早くても完成まで10時間以上かかると見てよいだろう。
一人作業の感想
一人で黙々とピースをはめていく作業をやっていると、だんだん無心になってくる。雑念を振り払って、心をリフレッシュしたい時とかにもとてもいいんじゃないかと思った。
一方で、連続して何枚も進めると肉体的にも精神的にもかなり疲れてくる。
疲労で集中力が切れてくるとミスをしやすくなり、「気づけば1列まるごと飛ばしていた」なんてことがざらに起きるので、注意が必要だ。ちなみに私は、説明書のページをめくり忘れて同じパネルを3枚作っちゃうという、痛恨のミスをやった。
ただ、レゴ 世界地図にはミスした時に使う専用のブロック外しもついてくるので、間違えたとしてもリカバリーはしやすいのでご安心を。
実際に作業をするときは、各色のピースを小さなカップに入れて並べるのがおすすめだ。すぐに目当ての色を取れるよう環境を整えることで、作業効率が大幅にアップする。
誰かと一緒にやる楽しさ
今回トゥギャッチ編集部では、何人か助っ人を頼み、合間に人と喋りながら作業する時間もあった。レゴ 世界地図、一人で黙々と作るのも楽しいが、誰かと一緒にやるともっと楽しい。
もちろん、コミュニケーションを取りながら進める分、一人の時よりもピースの順番を間違えたりするリスクもアップするわけだが、「あーっ!ここ間違えてる!」「はいドンマイー!」とワイワイいいながらやるのもまた一興。
分担して作ったパネルを貼り合わせ、絵柄が出来上がっていくときの連帯感も心地よいので、家族や友人、恋人なんかとのコミュニケーションのきっかけ作りにも良さそうだ。
大陸の位置をアレンジできる
パネルが全て完成したら、連結パーツを使ってパネルを貼り合わせていく。
世界地図は、作成される国によってどこを中心とするかが変わってくるものだ。レゴの世界地図もまた、縦列の順番を入れ替えることでデザインを変更することができる。
今回は日本列島が中央に来るデザインにしてみた。
パネルを全て貼り合わせたら、地図をひっくり返して連結部分を補強するピースをはめていく。パネルを貼り合わせただけの世界地図はまだ強度が不十分なので、裏返す時は慎重に。二人でやるとより安全だろう。
補強が終わったら、もう一度表にひっくり返して今度は額縁パートへ。もちろん、額縁もすべてレゴで作っていく。
額縁の作り方はそこまで複雑でなく、説明書どおりに作っていけば1時間弱で完成することができた。
人と協力しても13時間くらいかかった
ついに完成したレゴ 世界地図。持ってみるとかなりデカいことがお分かりいただけると思う。サイズは高さ: 65cm×幅:104cmほどだ。
今回、40枚中12枚を人に手伝ってもらいながらやって、トータルで約13時間かかった。さすが至上最多ピース。長い道のりだった…。
正直なところ、パネルにピースをはめている間は自分が今世界地図のどのあたりを作っているのかも良くわからず進んでいたが、完成したら見事に世界地図になり、その大きさも相まって達成感が半端でない。
家や仕事場に飾れば、アッと目を引くシンボルになること請け合いだ!
レゴ 世界地図はオーソドックスに作る方法だけでなく、海の模様をオリジナルにアレンジしてみたり、自分にとって気になる場所にピンを立ててみたり(専用のピンパーツもついてくる)と、楽しみ方にも奥行きがある。
レゴ公式オンラインショップでは、品切れになっている(2021年8月5日時点)ほどの人気商品だが、気になった方はぜひチャレンジしてみてほしい。