「架空の絵馬棚」を作って、自宅で罪悪感なく他人の絵馬ウォッチを楽しむ

在宅で初詣気分を味わえるライフハック
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その他

そのほか、カテゴライズができなかった多様な架空絵馬を、一言コメントとともに紹介しよう。

英語の絵馬。青いペン字と最後の絵文字がポイント
英語絵馬その2。まさかのMikeかぶり
一言書く気力しか残されていなかった限界絵馬。ファイト
最初「干支を間違えたのか?」と思ったが、競馬祈願という解釈で落ち着いた
目標がふわっとしとるな」の一言で切り捨てられた絵馬
真面目な目標だが、やや非現実的な見通し。怪しげなビジネスに片足を突っ込んでる説もある
これを書けているということは、まだ大丈夫」と謎のセーフ認定されていた
中国語もあるよね。「お金持ちになって大企業の株を買いたい」と書いてあるらしい
ただただ、上手く行ってほしい
意識の高さがにじむシンプルさ。名前を書け名前を
このイラストは何なんだ?」とひたすら疑問だった絵馬
自称「サバサバ系酒豪キャラ」の女性が書いた絵馬という分析
ねこ好きなのに犬を10匹も飼うの?なぜ?
業界人系絵馬。「売れていない人か、売れ始めの人かで解釈が異なる」という意見が
とにかく意図が不明」として、書いた人の人物像が浮かんでこなかった

深夜0時に鑑賞会をはじめ、気づけば3時間くらい存在しない人間の願いをあれこれ想像していた。在宅で、絵馬を眺めたい欲を完璧に満たすことができたのだ

最後に、参加者の感想を紹介しよう。

参加者のコメント

架空なのに、さまざまな人間ドラマがあって良かった

みんなよくここまで「ありそう」な絵馬書いてくるな…と思った

一瞬架空であること忘れるほど没入できた

・リアル・ファンシー・ダークと良い塩梅で混ざっていた。案外被らないもんだね

・リアル絵馬は個人的なことが書いてあるから、普段はチラ見しかしない。架空と分かっていても背徳感があった

架空絵馬の一番のメリットは、「好きなだけ眺めることができる」点だった。

リアルな絵馬は、なんだかんだで個人情報が書いてあるので、しげしげと立ち止まって眺めるには精神的引け目がある。せいぜい「コッソリのぞく」が関の山だ。対して架空絵馬は、フィクションであるがゆえに、あれこれ好き勝手想像してツッコミを入れることができる。

時間を忘れるほど楽しい鑑賞会だった。「絵馬をのぞきたい願望」を持っている方には、新たな年始娯楽として胸を張っておすすめしたい。

年末の忙しい中、絵馬を書いてくれた関係者の皆さんに心より感謝申し上げる。

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