ジブリ作品に登場する「あのお弁当」をレトロ弁当箱で再現してみた!
こんにちは!ライターの あや郎です。
今回は、スタジオジブリ作品を観たことがある人なら 誰もが一度は憧れるアレ…!そう、ジブリ飯(※)の再現に挑戦しました。
※スタジオジブリ作品で登場する料理のこと。SNSなどネット上でもたくさんの再現レシピが投稿されています。
というのも、最近ひとめぼれして買ったアルミのお弁当箱が、なんとも昭和っぽくて良い味出していて。「せっかくだから 何かを参考にして"昭和っぽい"お弁当を作りたいな〜」と調べてみたのですが、気付いてしまったんです。
「これ!絶対!!ジブリに登場するお弁当が似合うじゃん!!!」...と。(※編集部注:個人の見解です)
すごく良くないですか…このアルミ素材と、色味、デザイン。
ここに、ジブリ作品で出てくるお弁当を詰めてみようと思うのです。
筆者がジブリ飯もとい「ジブリ弁当」をリサーチすべく、涙腺もホロロになりながらスタジオジブリ作品を鑑賞した結果、おそらくお弁当の出てくるシーンがあるのは2作品でした(意外と少ない)。ぜひ他にもあれば、教えてください!
さっそく作ってみた
メイちゃんのお弁当(『となりのトトロ』)
実際のシーンをお見せしたいので、筆者がDVDを観ながらイラストを描いてみました。(大人の都合です...!)
サツキ「これ、メイのね!」
メイ「メイの?」
…入院中のお母さんの代わりに小学生のサツキが作ったお弁当。メイに「焦げてる!」と注意されながらも黙って家族3人分のお弁当をつくるサツキの横顔はすでにお母さんのよう。
「わたしの分もある!」と喜ぶメイのキラキラな瞳が印象的なシーンで、このお弁当に憧れる方も少なくないはず。ていうか、お父さん、寝坊しないでちゃんとお弁当作ったれよ!!!
と、こんなシーンを回想しながら娘に協力してもらって撮影。たまたま娘は作中のメイちゃんと同じ年齢です。
〜材料〜
- 桜でんぶ
- 塩えんどう豆
- めざし
- 梅干し
- 米
作り方は、ご飯を詰めて、焼いためざしと市販の桜でんぶと塩えんどう豆、梅干しを定位置に配置するだけ。この塩えんどう豆ってよく売られているけど、どんな料理に需要があるんだろうか?みんな、そのまま食べてるのかな?
冷静に考えて、真ん中にめざしがドカンと置かれてこの可愛らしい仕上がりってすごくないですか…?これぞジブリ飯。桜でんぶの甘みと塩えんどう豆の塩味がクセになりそうです。
海(メル)ちゃんのお弁当(『コクリコ坂から』)
『コクリコ坂から』は1963年の横浜が舞台となっており、物語の中で登場するお弁当は、やはり「ザ・昭和」といった感じ!海の見える街だから、ウインナーではなくタラコが入っているのでしょうか?
ジブリ作品全般に言えることですが、この物語でも「食事」のシーンがとても大切に描かれています。筆者は朝ごはんをつくる場面と、そのときの歌が大好きです。
〜材料〜
- 卵
- ほうれん草
- たらこ
- 鰹節
- 醤油
- 梅干し
- 米
こちらの作り方も、いたってシンプルです。卵焼きを作り、ほうれん草を茹でて切り、たらこを焼いて半分にカット。おかずを詰めて梅干しを乗せ、かつお節を1ヶ所にまとめてトッピングした後に醤油をかけます。
インターネットで見かける再現レシピによっては、ほうれん草ではなく豆苗を使っていたり、かつお節ではなく鶏そぼろだったりとさまざまです。
父母不在の中で、学校のこと、コクリコ荘のこと、自分や兄弟のことなど、そつなくこなしている海(メル)ちゃんを見ているとスーパー女子高生かよと感心してしまいます。
こういう簡単そうに見えるお弁当だって、毎朝作るのは大変ですからね!見映えもノスタルジーな作風にぴったりなお弁当です。
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