2020年6月22日

ライブハウスは進化する!ステージに立てるアクリル板を「巨大透過スクリーン」にして斬新な演出を生み出した仕掛け人に話を聞いてきた

飛沫感染防止のつもりがナイスな演出に
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こんにちは。ライターのオケモトです。

みなさんライブハウスって行ったことありますか?

アクリル板のないステージ(@adatinc)さんより
アクリル板がないFireloopのステージ (@adatinc)さんのツイートより

ライブハウスとは、アーティストのライブ、お笑いやトークショーなどの様々な楽しいイベントが行われる素敵な場所です。

そんなライブハウスですが、緊急事態宣言が解除されて街にも活気が戻ってきたにもかかわらず、いまだ日常を取り戻せていないのが現状です。

ライブハウスはもともと防音の関係上、地下の密閉された空間に作られていることが多く、いわゆる『3密』を避けながら営業するのは難しいのではと言われていました。

しかし、ある工夫でライブハウスを盛り上げようとする様子がTwitterをにぎわせました。

アクリル板がスクリーンに
アクリル板がスクリーンに!
アクリル板をスクリーンに
映像の向こうにアーティストがいる感じ…悪くない!

飛沫感染を防ぐためにステージに置かれた大きなアクリル板に映像が映し出されています。(※)

これがとてもかっこよくて幻想的!!

この未来感のある演出 はどのようにして生まれたのでしょうか?

今回はこの仕掛けを作った、大阪のライブハウス「寺田町 Fireloop」の代表、足立浩志 (@adatinc)さんにお話を聞きました。

寺田町Fireloop 足立さん 足立 浩志さん
(Fireloop 代表)
寺田町Fireloop代表です。書籍「100の秘訣」「ライブハウスの取扱説明書」(どっちもリットーミュージック) 発売中! 足立のbot→@adatinc2
周波数 言う美「1/3オクターブのサインは」→https://linkco.re/9RrtYye9 付きオペ1日15,000円+交通費!
※…2020年5月、大阪府はライブハウスにおける感染防止のガイドラインとして「ステージと客席間は2m以上確保するか、透明のアクリル板や透明ビニールカーテン等で遮蔽する」といった条件を挙げており、それを受けて考えられたもの。6月には政府からもほぼ同様の内容のガイドラインが示されている。

従来のライブハウス像にとらわれない、独自の文化を作る動きが活性化してきた

 

ライターオケモト

以前とライブハウスはどう変わりましたか?

寺田町Fireloop 足立さん

従来のライブハウス像にとらわれず工夫して、独自の文化を作ろうという動きが活性化したと思います。

ライターオケモト

アクリル板を使おうと思ったのはなぜですか?思いついたのはいつ?

寺田町Fireloop 足立さん

思いついたのはずいぶん昔です。音響的なメリット、デメリットと透過スクリーンには興味があったので、機会があれば一度やってみたいとは思っていました。

ライターオケモト

このアクリル板を使ってどんなことができるのでしょうか?

寺田町Fireloop 足立さん

「黒」の部分が透明になるいわゆる透過スクリーンにプロジェクターで映像を投影することで、VJ(ビデオジョッキー)やMV(ミュージックビデオ)、写真、歌詞、「初音ミク」に代表される3Dモデルなどを投影し、デジタル作品と人物とのコラボレーションが現実世界で比較的容易に実現します。

アクリル板設置ステージ
音も意外と気にならない模様。生音が聞けるならアクリル板があっても…!

ライターオケモト

アクリル板の加工はどうやっているんでしょうか?

寺田町Fireloop 足立さん

穴あけはドリルでやるとヒビが入って弱くなるので、半田ごてで溶かして開けています。あとは全てビスでの加工です。

ライターオケモト

アクリル板が手に入りにくいという話もあるようですが…本当ですか?

寺田町Fireloop 足立さん

友達のミュージシャンのお父さんがアクリルを扱うお仕事をしていたのでお願いして手に入れました。いつもアクリル板を購入していたネットショップで売り切れだったので、今はなかなか貴重なのかなと思います。ウチが手に入れたのは単なるラッキーです。当初は手に入りそうになかったので、ステージから客席の距離を取る方法で進めていました。

ステージにアクリル板設置中
アクリル板の設置はそう簡単ではないようだ

ライターオケモト

最後にこれからのライブハウスの展開を教えてください。

寺田町Fireloop 足立さん

数十年続いたライブハウスの文化が少しずつ市民権を得てきた矢先のどんでん返しに面食らいました。今は変化を楽しみ、新しい遊びを提示するためにライブハウスのみならず、エンターテイメント業界全ての底力が問われていると考えています。 今後、どんな展開になるかはわかりませんが、家から外に出ることが特別になった今、その「特別」を以前よりもっと楽しいものにしていくべきだと考えています。

ライターオケモト

ありがとうございました!

自粛を経てライブハウスはさらなる進化を遂げるのかもしれませんね。僕も音楽好きなので新しい形のライブを体験したいです!

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