約10万円の値が付く50円玉!? おつりで入手した「穴ズレ硬貨」が激レアだった

どれくらいレアなのか、見つけた人にうかがいました!
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貨幣コレクターの石井('ω')(@ISHIISAN209)さんは、立川駅でジュースを買ったおつりで、穴の位置がずれた50円玉を手に入れた。この硬貨の価値がわかるTwitterユーザーからは、「今すぐにヒモを通して門外不出にするべきです」「売れ売れ!50円が大量の諭吉になって帰ってくるぞ!」などの声があがり、話題になっている。

穴の位置が中心からずれている
菊の柄にかかるほどのズレ具合
コレクター垂涎の一品だ

売らずに保管されるという

硬貨や紙幣は、規格通りに作られているか厳しくチェックされている。しかしまれにチェックを通り抜けたものが流通していることがあり、「エラーコイン」としてコレクターに人気なのだとか。

石井さんが手に入れたこちらは、空いた穴が中心からずれた「穴ズレ」と呼ばれるものだ。その希少価値などについて、石井さんに詳しい話をうかがってみた。

――このエラーコインは、どれくらいレアなものなのでしょうか。何万枚に1枚など、ご自身の見立てで構いませんのでお教えください。

1mmのズレでも約5万枚に1枚あるかないかというほどなので、おそらく軽く3桁万枚は超えると思います。

石井さんから送られた「約5万枚に1枚」の参考画像
今回の「100万枚(以上)に1枚」との差は歴然!

――そんなにレアなものが、今回のように専門店やオークション以外で見つかるのはかなり珍しいことなのでしょうね。

角度ズレ(表と裏で印刷角度が違うもの)やヘゲエラー(硬貨の一部がめくれ上がったもの)などは気が付きにくい分、何千枚と見ていると出会ったりするものですが、穴ズレエラーは認知度が高く気が付きやすいため、流通から見つけるのは非常に珍しいです。

――この50円玉は5~10万円ほどの価値とのことですが、穴ズレの度合いによって値段はどれくらい変動するのでしょうか。

安いものだと数千円からで、高くて25万円ほどです。平成年号の方が若干高値が付きます。さらに穴なしだと最低でも20万円にはなります。

――最後に、コレクターの石井さんが考えるエラーコインの魅力をお教えください。

精度に厳しくほんの少しのズレでも不良品になって無価値になる日本だというのに、エラーコインというだけで単なる「不良品」が何万円にも化けることと、運次第で一攫千金が狙えるところです。

――夢がありますね…!ご回答どうもありがとうございました。

興味が湧いた皆さんは、ぜひ財布の中の小銭を確認してみては。

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