編集者から徹底的に進捗を確認される…!文京区本郷の旅館で「文豪缶詰プラン」を体験してきた
こんにちは。フリーライターのたかやと申します。
僕はフリーランスという立場のため、普段から自宅で作業することが多いです。
で。自宅で記事を書くって、ま~~~捗らないんですよ。
▼自宅で作業が捗らないあるある▼
・気づいたら漫画を読んでる
・気づいたらゲームをしている
・「あつまれ どうぶつの森」最高。
・部屋の四隅のホコリが気になってくる
・掃除しちゃう
・食器も洗っちゃう
・服も畳んじゃう
・不思議なもので、家だと「明日やればいいや」と楽観的思考に陥る
・「明日やればいいや」←明日も同じことを考える
・家には集中を妨げる“邪気”が存在している etc…
“あるある”というより「自分の筆が遅い」ことへの言い訳だな…。
作業が捗らないことに悩んでいたところ、Twitterでこんな情報を手に入れました。
その名も…『文豪缶詰体験プラン』
コンセプトは2点
①旅館という静かな環境の提供
②スタッフが編集者になりきって作業の進捗を促してくれる
つまり「昔の文豪っぽく旅館で缶詰」が体験できるということのようです。架空の編集部が進捗を確認してくれるって画期的なアイデアですね。そして恐ろしい。
自宅での作業が捗らない自分にとって、このイベントは渡りに船。そして物書きの端くれとして“旅館に缶詰”は憧れます。というわけで「文豪缶詰プラン」を体験してきました!
※こちらの取材は3月下旬に行われました。2020年4月8日現在、「文豪缶詰プラン」の募集は終了しています。
PM18:00 宿にチェックイン
宿泊する場所は、東京都文京区本郷にある老舗旅館『鳳明館森川別館』。関係ないけど、宿の近くには東京大学があるのでなんとなく頭が良くなった気がします。
下駄箱には「たかや先生」という張り紙が!
文豪体験というだけあってとことん世界観に凝っています。書籍を一冊も出したことないのに“先生”だなんて…。クソ気持ちいい。もっと言って。
宿の中は東京なのに、地方の旅館のような昭和のレトロ感があります。
良い…!
なんかこう…オタク心をくすぐられる。
PM18:30 部屋に入室
宿泊する部屋に通されました。
ッシャーーーーーーー!
貧乏だから旅館に宿泊すること自体が数年ぶり。
古風な部屋ですが、エアコンやWi-Fiも完備されてます。至れり尽くせりとはこの事。旅館を満喫しちゃお~~~~~~~!!!!
…とはいきません。
なぜならこれは『文豪缶詰プラン』だから。今回は作業をするために泊まってるのです。
事前にトゥギャッチ編集部から「チェックアウト(翌朝10時)までに記事の企画を50個考える」という鬼畜なミッションを課せられました。50個て…お前さぁ…。
ちなみに布団が2組敷いてあるのは、カメラマンとして同行しているトゥギャッチ編集部員(男)の分です。外からはイベントスタッフ扮する架空の編集部に、内からは本物の編集部に監視されてます。地獄?
そして一番大事な点ですが。文豪缶詰プランでは宿泊中の館外への外出禁止。外に出ようとするとスタッフに制止されるそうです。缶詰ってよりも監禁?
…まぁ、怠惰な僕はこれぐらいないと作業が進みませんからね。ありがたい機会ですし、頑張って企画案を出すぞ! よっしゃー、やるぞ!
PM19:30 やる気が出ない
ごめん無理でした。すぐにやる気出すとか無理。嘘だから。
こっそり持ち込んだ漫画を読んじゃいます。
はい? Twitterも見ちゃってますよ? 文句あります?
チェックアウトまでに終わらせればいいんでしょ? 逆算しても全然余裕あるし。むしろ俺は追い込み型の人間だから。でぇ~じょうぶ!
▼ライターあるある▼
自分を過信した上での逆算しがち
PM20:00 編集部からの催促が来る
ジリリリリリリリリン
!?
ジリリリリリリリリン
午後8時。急に電話がかかってきました。
そう、これぞ文豪缶詰プランの目玉。こちらが指定した時間に、進捗確認をしてくれるオプションがついています。
ちなみにオプションの申し込みはトゥギャッチ編集部に全て任せていたので、どのタイミングでどんな進捗確認がくるのか僕は一切把握していません。ビビった…。
もしもし…?
いつもお世話になっております~。鳳明出版の田中です~
(なるほど、そういう設定か)あ~、はいはい! これはどうも!
先生、記事のお進み具合はいかがですか?
いや…! それはもう…だいじょうVですよ!
それならよかったです。まさか漫画でも読まれていたらどうしようかと思いまして~。
あはは。嫌だなもォ~。あはははははは(エスパー?!)
先生は業界内でも“記事を落とさない人”と評判ですし、今回も期待しています!
(ハードルくそ上げて来んじゃん!)
それでは、執筆頑張ってくださいね!
だいじょうV……
ガチャン
思ってたよりちゃんと催促だった
なんかこう…凄くリアルだった…。現実でもこういう催促は本当にある。これが「文豪缶詰プラン」か…。