新千歳空港の日帰り旅行が最高すぎる! 1歩も外に出ず北海道グルメを満喫してきた

超忙しい人の旅行プラン決定版!?
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食べ歩きまくった後は…

さて、散々食べ歩いてきたので、ここらで小休憩。

 

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腹ごなしをしたい方は、ゆったりお土産を吟味しつつスタンプラリーなどいかがでしょうか? ターミナルビル内の全6カ所でスタンプを集めると、新千歳空港オリジナルグッズがもらえますよ。お子さん向けのアクティビティかと思いきや、アラサーの私もちゃんともらえました。

このほかにも、映画館「ソラシネマちとせ」や「ロイズチョコレートワールド」「ドラえもん わくわくスカイパーク」「ハローキティ ハッピーフライト」「雪ミク スカイタウン」といったアミューズメントやテーマパークも充実。もし近くに住んでいたら、休日にジャスコに行くみたいな感覚で毎週出かけてしまいそう。

それでも時間を持て余してしまいそうなら、「千歳アウトレットモール・レラ」へ繰り出すのも一興。無料シャトルバスで空港から約10分でアクセスできるんですよ~!

 

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せっかくの空港。展望デッキに出たいかもしれませんが、残念ながら12月~3月は閉鎖期間中。取材時(11月)の日中でもクソ寒くて死にそうだったので、真冬にこんな軽装備で外に出たら死にます。でも、ご安心を。暖かいフードコートの大きな窓から飛行場が一望できますよ。

冬の間は、「滑走路1本を約30分で除雪する」という除雪車両たちの雄姿が見られるそうです。2メートル以上も積雪するという新千歳空港の安全を守ってくれていることに感謝…!

 

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万が一、飛び込みで仕事が入ってしまった多忙なビジネスパーソンは、「スーパーラウンジ」へ。JCBやVISAをはじめとする特定のカードを搭乗券とともに提示すると、入場料1,080円が無料に。願わくば、旅行ではなく出張の際に活用したい施設ですね。

 

おやつタイム

さて、ひと休みして再び小腹が空いたな~というときは、こんなものもオススメです。

 

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十勝産の材料にこだわるスイーツ店「ジャージーブラウン」の「うしのつの あんこ」(430円)は、ジャージー牛のミルクを使ったソフトクリーム。またソフトクリームかよという声が聞こえてきそうですが、よく見てください。コーンの部分がコロネ型のパンなんです。まぁ、ソフトクリームなんですが…。

パンの中にはあんこが詰まっています。でもこれ、うっかりペース配分を間違えると、ソフトクリームとあんパンをただ立て続けに食べるだけになります。希少なジャージー牛のミルクは、普通の牛乳に比べて後味がふんわりしている印象。十勝の工場で焼き上げられたパンもうまし。

 

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一風変わった間食を楽しみたいと向かった先は、明治38年創業の小樽のかまぼこ専門店「かま栄」。札幌出身で新千歳空港ヘビーユーザーのSEOコンサルタント・辻正浩さんに「おかずに買って帰るのはもちろん、小腹が空いたときにぴったり」とオススメしてもらったお店です。

 

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お店の前に休憩スペースがあるので、そこでガブッと豪快にいただきましょう! 地元ファンの間で一番人気は、かまぼこをパンで包んだ「パンロール」(216円)。練り込まれた豚ひき肉とコショウが練り物のうまみを引き立てる一品です。なかなかボリューミーで、辻さんの言うとおり軽食にもグッドですね。空港限定の「じゃがコーン」(194円)は、チーズ入りでお子さんが喜びそうな味!

デパ地下出店時だけでなく、札幌市内の直営店も行列ができる人気店で、土日は空港内の店舗も混み合うそうです。

 

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さて、北海道といえば忘れてはならないのが、銘菓「マルセイ バターサンド」でおなじみの「六花亭」! 本当においしいお菓子をたくさん出している帯広のメーカーさんです。私はいつも自分用だけで5,000円以上買い込んでしまいます。

お土産で外せない製品もたくさんある「六花亭」ですが、ぜひ空港限定メニュー「新千歳発」(180円)をご賞味あれ!

 

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お土産物店「スカイショップ小笠原」で販売されている新千歳空港限定のスイーツは、オーダーしてからキッチンで作ってくれるパイ菓子です。賞味期限が“なる早”なのは、パイ生地の食感を最大限に発揮するため。熱狂的な六花亭ファンの間では、「賞味期限は10分以内」との声もあるようです。

 

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サックサクのパイ生地の間には、ホワイト生チョコに包まれたハスカップチーズクリーム。とっても爽やかです。ひんやりとしたクリームの口どけとパイの軽やかな歯触りのコントラストは、作り立てだからこそなせる業。お持ち帰りもできますが、これはぜひ現地で食べてほしい一品です!

 

旅行の疲れも空港で癒やそう!

さて、空港内だけとはいえ、1日中歩き回って疲労が溜まってくる頃。素敵な旅の締めくくりに、お待ちかねの「新千歳空港温泉」へGO!

 

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空港でお風呂に入れて、しかも天然温泉ってすごくないですか…? 私は旅先や出張で地方に行くと、「あぁ、温泉に行きたいけど結構遠いな。あきらめよう」ってがっかりすることも少なくないので、初めて見たときは「観光革命」だと思いました。

館内着とバス・フェイスタオル付きで、入館料は大人=1,500円。また、日帰り旅行には不要ですが、リクライニングソファが並ぶリラックスルームに加えて、なんと客室もあるので宿泊もOK!

 

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そして、めちゃテンション上がったのが、女性用浴衣の豊富なラインナップ! 8種類もあれば、女子旅でもケンカになりませんね。着崩れが気になる人は作務衣をチョイスしましょう。

また、アメニティが充実しているのも女性にとってうれしいポイント。メイク落としやスキンケア用品はもちろん、ヘアウォーターやシャワーキャップ、あかすりタオルまで完備!

 

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泉質は、入浴後の保温・保湿効果が高いとされるナトリウム塩化物泉。弱アルカリ性で、いわゆる“美人の湯”と呼ばれるものです。お風呂の中はもちろん撮影NGなので、こちらの写真はお店からお借りしました。

飛行場ということで騒音が心配でしたが、基本的にそこまで大きな音はしません。むしろ、飛行機の離陸音をBGMに入る露天風呂はなかなか乙ですぞ~!

そして、湯上がりの楽しみといえば…

 

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クウゥ~!! 「サッポロクラシック」最高~~!!!!

北海道限定の生ビールを飲まなきゃ旅が終わりません。すっきりとした苦みが五臓六腑に染み渡りまくる~! 食事処には、「北海道ビール」という生ビールもあり、こちらはフルーティな味わいが女性にオススメ。

さて、そろそろお別れの時間。新千歳21時発の便に乗って、22時40分には羽田に到着予定です。

北海道旅行となると、往復の飛行機はもちろん、現地での車移動も欠かせないし、お金や時間の面で相当ハードルが高かったのですが、今回の「新千歳空港内から一歩も外に出ない旅」によってそのイメージがすっかり払拭されました。観光やレジャーはなくとも、広い北海道のさまざまな食を堪能し、天然温泉で疲れが癒やせる新千歳空港こそ最強の旅行スポットではないでしょうか。

そして、搭乗開始を待つ間、名残惜しくなってしまったので…

 

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はい、国内線出発口内でしか食べられない「ANA FESTA ゲート4号店」で「牧家」のソフトクリーム(360円)をいただきます。“ラストソフト”にふさわしい北海道伊達産の牛乳を使ったクリーミーな1本を食べれば、また必ず北海道、いや新千歳空港に足を運びたくなるはず…。

食べ過ぎた結果、現地で1万2,376円を使った贅沢三昧の旅となりましたが、事前に日程を組んで暴飲暴食を避ければ、予算2万円くらいでも北海道に行けちゃいますよ! とってもオトクじゃないですか?

今回ご紹介しきれなかった魅力がまだまだ詰まっている新千歳空港。日帰り旅行の行き先として、ぜひぜひオススメです!

【結論】

北海道の魅力的な食べ物が一堂に会し、

天然温泉もある新千歳空港は

日帰り旅行に最高のスポット!

 

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ただし、食べ過ぎによる驚異的な体重増加にはくれぐれもご注意ください。

 

(おしまい)

※記事内の情報はすべて2016年12月時点でのものです

 

オマケ:1日の振り返り

n_icon新千歳空港、最高の空港!

k_icon1日でこんなに食べるとは…。 ※撮影担当:朽木

n_icon温泉で体重計に乗ったら、1.5キロ増えてました…ダイエット中なのに…。

k_icon俺、4キロ増えてたわ。

n_icon子ども1人分レベル!?  そういえば、ちょっと別行動している間に牛乳やらガラナやら飲んだり、海鮮丼弁当も食べてたりしてたような…。

k_icon目の前で「すず花」の海鮮丼が10%引きになってたもんで。

n_iconまぁ、この旅行プランは太る覚悟を持って満喫してもらいたいですよね。デートにもぴったりなんじゃないかな。あぁ、デートしたいなぁ…。

k_icon子どもが自由に遊べるスペースがあるし、俺はいつか家族で遊びにきたい!

n_iconスタンプラリーもできますしね。記念にもらった自由帳がかわいかったんですよ~! シーズンによってデザインが変わるので、全種類集めようかな。

k_icon北海道はいつ来てもおいしいものがあるから、何度でも来たくなるね。あー立ち食い寿司でケイジやブドウエビと生ニシンと活き〆ソイと、5,000円のウニ丼が食べられなかったのが心残りでならない…。

n_icon寿司ばっかりじゃないですか! 私はやっぱりソフトクリームがいろいろ食べ比べできて楽しかったです。「雪印パーラー」名物・空港ソフトが忘れられないし、次回は空港内のアイスクリームを制覇したい。

k_iconソフトクリームもおいしかったけど、一瞬でなくなっちゃうし、おなかに溜まらないからなぁ。

n_iconもっと物を味わって食べることを覚えてくださいよ!

(本当におしまい)

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書いた人
中道薫

1987年生まれ。編集プロダクションノオト所属の編集者・ライター。三大欲求からネタを考えるトゥギャッチ編集部員。TwitterIDは@nakamichikaworu