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 ブラック企業の問題の一つに「労働者を劣悪な環境において、サービス残業を含む長時間労働の元で働かせる」という行為があげられるが、被害の本質はそこにとどまらずもう少し根が深いようだ。

 労働者自身に薄給かつ激務な労働環境を強いる行為も脅威であるが、それよりも「家族や社会が20数年かけて育てた健康な若者を、たったの数年で再起不能になるまで使い潰す」ことにより、社会全体に負の要素を大きく与えてしまうことが一番の問題であるという。

 投稿者はさらに、その行為を日本の経済に例えて説明し「国が二億円かけてつくった工場が、三千万円分の商品を生産した時点で稼働を止めることが当たり前に行われていたら、その国のGDP(国内総生産)から考えても大いなるマイナスである」と続けている。

 このツイートに対して、この被害は一過性の問題にとどまらず、労働者の後々の人生にまで大きな悪影響を与えてしまうという実態がよせられた。

 また、ブラック企業のもつ非合法な面を非難する声も上がる。

 そもそもなぜ人材の使い捨てが行われているかと言うと、ブラック企業自身は人材の育成を行っていないからだという分析も見られた。それはブラック企業の持つ「従業員を未経験者でもそれなりに勤まるような業務のみに従事させるため、従業員教育のシステムそのものが乏しい」という特徴が原因であると思われる。

 一個人の精神的・身体的被害というだけでなく「社会の宝である人材を食いつぶす」という、より大きな反社会的側面を持つブラック企業。その被害に歯止めをかけるためには、一人一人がその問題解決に目を向けることが大事なのかもしれない。

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