「福島愛」に目覚めた作者が描く、自然やグルメを堪能する創作漫画「福島に癒やされるOLの話」

今すぐ福島に行きたくなる漫画です
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漫画家のふくふくまめ(@3v64GDgTx1nDYRT)さんが2021年9月からTwitterに投稿している創作漫画「福島に癒やされるOLの話」シリーズが話題になっている。

漫画の登場人物は埼玉県出身のOL「玉川彩子」。第1回ではブラック企業を退職し、疲れ果てた彼女が新幹線に乗ってなんとなくたどり着いた先が福島駅だった…というところから始まっている。

第1回、現実逃避して新幹線に乗った玉川彩子がたどり着いた先は福島駅

玉川彩子は第1回の「円盤餃子」から始まり、その後はナポリタンやハンバーガー、ラーメン、ピザ、チーズタルトからソフトクリームといったスイーツまで、福島市内の飲食店で発見したさまざまな料理を食べていく。

もちろんグルメだけではなく、飯坂温泉に訪れたり、地元で開催されていた北海道物産展に行く回も。投稿はすでに30回を越えており、Twitterユーザーからの反応も良好だ。

漫画からは主人公が福島の食や自然を堪能していることが伝わってくる。そんな主人公とつい重ねて見てしまうのは作者のふくふくまめさんのこと。結婚を機に福島市を訪れたのがきっかけで「福島愛」に目覚め、漫画を描き始めたそう。福島を訪れ、衝撃を受けたときの話をふくふくまめさんに聞いてみた。

「円盤餃子」に衝撃を受けた

初めて福島に訪れた時の印象をあらためてお聞かせください。

とにかく地元愛が強くて素敵だなあという印象でした。

私の生まれた土地ではあまり「地元愛」を感じた経験がありませんでした(感じる機会がなかったのだと思いますが)。おそらく自分は県外から来ている者なので、その分強く感じたのだと思いますが。

なので、福島の観光物産館などで見た「福島のこれがおいしいよ。ぜひ食べてね」という元気なPRがとても素敵に感じられました。


最初に衝撃を受けたものは?

やはり最初は(第1回の)円盤餃子です。関東のチェーン店だと一皿が餃子5、6個なのが当たり前なので、円盤餃子がドンとご飯つきで出てきたので驚きました。

第1回 2ページ目。主人公「玉川彩子」の衝撃は、ふくふくまめさんの衝撃でもあった
ご飯をおかわりするほど食が進んでしまった玉川彩子。そりゃこうなりますよね
美味しい食べ物は心も満たす…その場所は福島だった


漫画を描くために取材されていると思いますが「ここを描こう」と思うポイントは何でしょうか。

とにかく純粋に「(福島の食べ物は)美味しい、素敵だな」ということを発信したいという思いが強いので、食べに行ったお店を片っ端から日記のように描いています。

取材というか、普通に1人のお客として食べに行くという感じです。また、描くときはお店の人のご迷惑にならないようにと心がけています(個人が発信している事ですので…)。

これまで紹介された中で、リピートしたお店などはありますか。

実際、どのお店も何度も通っています。お店の方々も季節に合わせたメニューや、限定メニューなどを考えてくださっているので、日々の食事をいつも楽しませていただいております。

最新作に登場、道の駅の「納豆バーガー」

さて、漫画の中の玉川彩子に最近、再び「衝撃」の二文字が訪れている。道の駅「安達」(上り)で見つけた「納豆バーガー」だ。今回は納豆バーガーの回もここで紹介しよう。

地元のパン屋さんによる「納豆入りオリジナルパテ」が使われているそうだが、名前を聞いただけでも味が気になる。さて、そのお味は…!?

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