「塩えにょ」「さわもだし」って一体何???正体は秋田の美味な山菜だった
こちらはTwitterユーザーのすこやかむいむい(@sukoyakamuimui)さんが投稿した「塩えにょ」と「さわもだし」そして「あざみのとう」の画像。これらの文字を見て、何のことなのかわかるだろうか。
「自分が何を買ったのか何一つわからない」とかそんな買い物ある? https://t.co/GCrZTqHGAL
— すこやかむいむい (@sukoyakamuimui) 2021年11月20日
秋田にゆかりのある人ならすぐにピンと来るかもしれない。これらはすべて山菜の一種で「塩えにょ」はセリ科の植物「えにょ」を塩づけしたもの、「さわもだし」はナラタケなどの総称。「あざみのとう」は食用のアザミの水煮だ。
すこやかむいむいさんは秋田を訪れた時に立ち寄った「道の駅おが オガーレ」(秋田県男鹿市)で初めてこれらの山菜を見つけたという。「自分が何を買ったのか何ひとつわからない」という感想になるのも無理はないだろう。
Twitterユーザーからは「異世界のお土産みたい」「全然わからん!!」など、見ているだけで不思議な気持ちになる名前に動揺する声が集まっている。
さて、気になる味だが、すこやかむいむいさんに尋ねると
「えにょは煮物、さわもだしは納豆汁にしました。すごい美味しいです。えにょ、今まで食べた山菜の中で一番美味しいかも。」
とのこと。
塩抜きしたえにょの出汁割り醤油かけ&えにょ、さつまあげ、椎茸を炊いたの
驚きの味わい
えにょ、超美味しい…!
山菜らしいクセやコクがしっかりあるんだけど、えぐみとか食べてて気持ち悪くなるような雑味が全然ない、そして柔らかさとしゃきしゃき感のバランス良…過去食べた山菜で一番うまいかも https://t.co/zZk6YRzQET
— すこやかむいむい (@sukoyakamuimui) 2021年11月23日
クマもこの「えにょ」の味を好むらしく、山菜採りはもはや命がけ。美味しい「えにょ」を採って塩漬けし、道の駅で販売できるようになるまでは大変な工程があると想像できる。
https://t.co/2lL28rfE2j
>5月中旬~6月初旬頃、株の真ん中に出た若い茎をナイフで切り取る。クマも大好物なので、クマ避け鈴、爆竹などクマ被害防止対策は必須である
エニョの採取や調理について書かれたページを見つけた。塩エニョ、わりと命がけの捕獲レベルの高い美食であったか。セ‥タフニョ
— すこやかむいむい (@sukoyakamuimui) 2021年11月20日
なお県内の人であっても「(塩)えにょ」を知らない人もいたそうで、呼び方も県内の別の地域では「えんにょ」「にょうさく」という名前で売られている場合もあるとか。そのため、すこやかむいむいさんも調理方法を調べたときはかなり混乱してしまったそうだ。
そのやりとりの一部はTogetterにまとめられている。
秋田で採れる自然の恵み、訪れたならぜひ食べてみたい。