「塩えにょ」「さわもだし」って一体何???正体は秋田の美味な山菜だった

最初、名前を見ても何の物体かさえわからなかったです
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こちらはTwitterユーザーのすこやかむいむい(@sukoyakamuimui)さんが投稿した「塩えにょ」と「さわもだし」そして「あざみのとう」の画像。これらの文字を見て、何のことなのかわかるだろうか。

画像を見れば「あざみのとう」は何となくわかるが…

秋田にゆかりのある人ならすぐにピンと来るかもしれない。これらはすべて山菜の一種で「塩えにょ」はセリ科の植物「えにょ」を塩づけしたもの、「さわもだし」はナラタケなどの総称。「あざみのとう」は食用のアザミの水煮だ。

すこやかむいむいさんは秋田を訪れた時に立ち寄った「道の駅おが オガーレ」(秋田県男鹿市)で初めてこれらの山菜を見つけたという。「自分が何を買ったのか何ひとつわからない」という感想になるのも無理はないだろう。

Twitterユーザーからは「異世界のお土産みたい」「全然わからん!!」など、見ているだけで不思議な気持ちになる名前に動揺する声が集まっている。

さて、気になる味だが、すこやかむいむいさんに尋ねると

「えにょは煮物、さわもだしは納豆汁にしました。すごい美味しいです。えにょ、今まで食べた山菜の中で一番美味しいかも。」

とのこと。

クマもこの「えにょ」の味を好むらしく、山菜採りはもはや命がけ。美味しい「えにょ」を採って塩漬けし、道の駅で販売できるようになるまでは大変な工程があると想像できる。

なお県内の人であっても「(塩)えにょ」を知らない人もいたそうで、呼び方も県内の別の地域では「えんにょ」「にょうさく」という名前で売られている場合もあるとか。そのため、すこやかむいむいさんも調理方法を調べたときはかなり混乱してしまったそうだ。

そのやりとりの一部はTogetterにまとめられている。

秋田で採れる自然の恵み、訪れたならぜひ食べてみたい。

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