2021年11月5日

【古書で発見!!エンタメっち】25年前のマニア向けガイド本を読み、当時のネカフェに隔たりまくる

「インターネットカフェ」、ブラウザはネスケという時代のお話
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私事で恐縮ですが、平成あたりに出たカルチャー系の書籍・雑誌を買うのにハマっております。ネットの情報と違い、文体や装丁などから当時の空気が感じられますし、知りえなかった発見もあって面白いんですよね。

この記事では、自分が購入した古本を特に興味深かったポイントをピックアップしつつ紹介していきたいと思います!

こちらは技術評論社から1996年に発売されたガイド本「東京オタッキースポット'96~'97」

普通のグルメや旅行ガイド本とは違い、都内のマニアックなスポットをまとめた一冊となっております。

こちらが目次。アニメ・マンガ、フィギュア、ミリタリー、風俗、etc…何だか禍々しい!テーマ別にお店の情報と写真が掲載されていました。

様々なジャンルの中からトップで掲載されていたのは「インターネットカフェ」。この頃インターネットが徐々に浸透し始めており、気軽に体験できる場所として注目されていたんですね。

今回はそんな「インターネットカフェ」のページの情報を読み、今とのギャップを感じながら、思いを馳せたいと思います!

掲載店、全部閉店

5ページに渡って掲載されたお店は以下の11店でした。

  • エムストーン(末広町)
  • サイバーパーク(早稲田)
  • コンパック・メディア・サロン(六本木)
  • T-ZONE・ミナミ 電脳喫茶(秋葉原)
  • サイバーネットカフェ(原宿)
  • エレクトロニック・カフェ・トウキョウ(渋谷)
  • サーフスケイプト-キョー(赤坂見附)
  • ラスチカス(表参道)
  • カフェ・デ・プレ(広尾)
  • スタア食堂(関内)
  • 白札屋(横浜)

上記7店が、各テーブルごとにパソコンが設置された今のインターネットカフェに近い形態。残りは基本的に飲食店で、パソコンが数台あり、インターネットが体験出来るといったものでした。

そしてリサーチした所、全て現存しておりませんでした…。時代と共にネットの状況も大きく変わり、インターネトカフェも合わせて変動し続け、あっという間になくなってしまったようです。

今のネカフェと全然違う

 

こちらは本書に掲載されていた「カフェ・デ・プレ」店内の写真です。オシャレなカフェのど真ん中にブラウン管モニターのパソコンが鎮座しております。

こちらのお店は、元々オープンした際にパソコンは無く、必要性を感じて導入したという経緯もあり、致し方ない部分がありますが、当時の一般的なインターネットカフェも、1台のパソコンを囲むように椅子が3台あったり、テーブル同士の仕切りも無かったりと、ゆったり滞在できるような場所ではなかったようです。

PC1台のみの店でも掲載

飲食店に設置しており、インターネットが体験出来ると書きましたが、なんと1台のみの店も掲載されておりました。店の入り口に置かれていたり、中には鉄格子の柵で守られてマウスのみが操作できるというような、インターネットカフェとカテゴライズできるようなものはない店も…。それでも、一般の人も興味を持ち始めた頃だったので需要があったのでしょう。

掲載店のブラウザは全てネスケ

こちらは、掲載されていたとあるお店の情報です。

利用料金、回線速度などいろいろ気になる点は多いですが、特に自分が気になったのは「ブラウザ Netscape」の文字。実は掲載されたお店のブラウザはすべて「Netscape」でした!

「ネスケ」という愛称で親しまれ、Internet Explorerと、2強人気ブラウザとして君臨しておりましたが、その後競争に負け2008年2月をもってサポートを終了しました。30代以降の人は非常に懐かしいですね…!

怪しいサービスまで…

ページの最後に掲載されていたのは、なんと「インターネット代行サービス」。一般家庭に普及したといっても高額でしたし、欲しい情報にたどり着くまでには技術が必要だった頃。そこで代わりに欲しい情報を探してくれるサービスがあったという訳なんです。代行料は1件1000円、どんなジャンル(それこそアレなドラッグなど…)でもOKで、集めた情報は郵送だったようです。

掲載されている写真とキャプションの怪しさよ。

昔のガイドブックでタイムスリップ

情報が古いため、本来のガイド本としては意味を成しませんが、読んでいると当時にタイムスリップしたような気になり、非常に興味深かったです!引き続き、面白い昔のガイド本を見つけたら中身を紹介したいと思います。

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