「こんな場所で撮る人初めてです」結婚写真の撮影場所に東京証券取引所を選んだカップルに話を聞いた

そこで撮影できるって初めて知りました
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Twitterユーザーのおたらてん(@otaraten)さんが投稿した、結婚式の前撮り写真が話題になっている。撮影している場所が、誰もが一度はニュースなどで見かけていると思われる、あの「東京証券取引所」の建物前なのだ。

なんと東京証券取引所前!

 一応説明しておくと東京証券取引所とは、東京都中央区日本橋にあり、株式、先物などのさまざまな金融商品の取引が日々行われる場所だ。

石碑の前でもパチリ

石で造られた建物と和装の雰囲気がマッチしていて、非常に美しい仕上がりの写真になっている。

これらの写真を見たTwitterユーザーからは「めっちゃ素敵〜」「ご結婚おめでとうございます。あの鐘を鳴らすのは、あなた〜♪」と東京証券取引所に上場した企業が取引の初日に「上場セレモニー」で鳴らす鐘と結婚を結びつけて祝福する声、そして「これは素晴らしい! 東証は(撮影を)許可してくれるんですね(笑)」東京証券取引所で結婚式の写真の撮影ができたことに驚くコメントがあった。

いったいなぜ、日本の金融の象徴ともいえる場所で結婚式の前撮り写真を撮影したのだろうか。トゥギャッチ編集部では、撮影までの詳しい経緯を聞いた。

いい夢も悪い夢も見させてもらった場所だから

結婚写真を東証や日本橋兜町付近で撮影した理由を教えて下さい。

大学を卒業してからずっと株の世界にいるため、いい夢も悪い夢も見させてもらったからです(笑)。東証で撮りたいと自分で思いました。

自分の仕事の根本には証券会社でお客様に鍛えられた日々があり、自分を作り上げてくれたものなので、これからも大切にしたい思い出を残したいと思いました。

前撮りの予定は決まっていましたが、ロケ地は悩んでいたので、自分から主人に提案しました。

東証とは撮影許可について、メールでどのようなやりとりをされましたか?

第一希望は東証のホール(ニュースでもよく見る、あの株価がクルクル回っているところ)でした。建物の内部の撮影は東証の許可がいると思い、自分で公式HPの問い合わせ窓口に連絡しました。

東証にはいつもお世話になっているので、ウエディングフォトを撮らせて欲しいとありのまま伝えたところ、 お祝いのお言葉までいただき、その後撮影日や人数、警備員の方への申し送りなど何回かやりとりしました。

新型コロナウイルスの影響で、建物内での撮影は叶いませんでしたが、思い出に残る写真を撮っていただけました。

日本橋あたりは和装映えする撮影スポットがある

歴史ある日本橋と和装が似合う(おたらてんさんTwitterより)
日本橋の麒麟像の前にて(おたらてんさんTwitterより)

東証のほかに日本橋などでも撮影していますね。

担当してくださったカメラマンさんからのご提案です。日本橋近辺は歴史的な建物も多く、和装に映えるスポットが多いとのことで、案内していただきました。

ちょうど室町のあたりで刀剣乱舞のイベントもあり、色とりどりの提灯が非常に素敵でラッキーでした。

イベントの提灯が美しい

三井本館前。ドラマのロケ地にもなっている

撮影スタジオの方々の感想は?

「今まで、東証指定で撮影したいと言われたことがなかった、いい経験させてもらった」おっしゃっていただきました(笑)。

初めてとはいえカメラマンさんの腕が大変よく、似合うポーズなどをアドバイスいただきました!

どちらの家族からも大好評

写真をご覧になった、ご家族の反応はいかがでしたか?

両家族からは大変好評で、私の母からは「すごい背景」「セルフプロデュースかい!」と言われました(笑)。

街並みにマッチした着物に、主人ともどもバッチリメイクで仕上げていただき、お義母さんからは「こっちまで幸せ!」と嬉しい言葉をいただきました。

おたらてんさん、末永くお幸せにお過ごしください!

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