今こそ布教したい「一人用ボードゲーム」の魅力(3)目指せ焙煎マイスター!「コーヒーロースター」編
初プレイ「アルトゥーラ・オアハカ」の焙煎タイム
どれ、実際に豆を挽いてみよう。
1度目の焙煎
まずは「焙煎」の工程から。
最初に、焙煎する豆を袋からランダムに取り出す。1回目に取り出す数は、豆の種類によって決まっていて、アルトゥーラ・オアハカの場合は8枚であった。
出たのは↑の8枚。「0」が書かれた豆に注目。数字が書かれたチップは普通の豆チップで、数字は「豆の焙煎度」を表している。
取り出した豆チップは、全て焙煎度の1つ高いチップに交換して、再び袋に戻す。これをくり返して豆の数字を上げていくことが、このゲームにおける「焙煎」なのだ。
このゲームには普通の豆チップ以外にも、豆のフレーバーを表す「フレーバーチップ」や、普通の豆よりも硬い「硬質豆」という特殊なチップが登場する。1回目で引いた赤や薄緑のチップがそれだ。チップの種類と主な効果は以下の通り。
これをふまえた上で、改めて取り出した豆を見てみよう。
焙煎度0の豆チップが4枚、赤いフレーバーチップが2枚、硬質豆が2枚。このまま焙煎すれば硬質豆も含めて6枚の豆の焙煎度が上がるため、なかなかの滑り出しである。序盤は1枚でも多くの豆を焙煎していきたいのだ。
赤いフレーバーチップの効果の一つには「ゲーム中1度だけ、追加で袋から豆チップを2枚引く」というものがあり、豆を焙煎する前に使うことができる。せっかくなのでやってみよう。
追加で引いたのは焙煎度0の豆チップと青のフレーバーチップ。焙煎できる豆チップが1枚増えた。いいぞ。
フレーバーチップの効果を使用したら、使ったチップを焙煎ボード上の決まった位置に置く。すでにどの効果を使ったのか分かりやすくなるほか、詳細は割愛するが、使った効果によっては追加でアイテムをもらえるのだ。
特殊効果も使って満足したところで焙煎の出番だ。取り出した豆のうち、数字が書かれた豆の焙煎度を1ずつ上げていく(もともとのチップを、数字がひとつ上の豆チップに置き換える)。
焙煎度が上がった豆チップ達を黒い袋に戻して、1回の焙煎工程は終了となる。プレイヤーはこの一連の流れを好きな回数だけ繰り返し、気が済んだらカップテストに移行するのだ。
このゲームには何か妨害したり、体力を削ってくるような敵は存在しない。優雅にやっていこう。
2度目〜4度目の焙煎
焙煎を複数回行う場合は、焙煎を繰り返すたびに取り出す豆チップの数を1つずつ増やしていく。1度目の焙煎では豆チップを8つ取り出したので、2度目の焙煎は9つ、3度目の焙煎は10つといった具合だ。
今回は計4回焙煎を行ったので、その結果をダイジェストでお届けしたい。
2度目
3度目
3度目にして、焙煎度4の豆が登場した。焙煎度4の豆をこれ以上焙煎してしまうと、焙煎しすぎということでくず豆になってしまう。
今回はまだセーフだが、焙煎度4の豆を取り出してしまった場合、焙煎してしまわないよう他のチップの効果で袋に戻してしまうなどの工夫が必要になってくる。
4度目
4度の焙煎を経て、豆の焙煎度もだいぶ高くなってきた。そろそろカップテストに移ってみよう。