Google翻訳に任せっきりで海外レシピにチャレンジ! 第3回「ソフトエイリアンの手口」

そのエイリアンは濃厚なバターの香りがした
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どこで間違えたのか

なぜ、生地が溶けてしまったのでしょうか。
材料が違うとか…?翻訳が間違えているとか?

振り返ってみましょう。

 材料(分量調整後)

・室温で1カップのソフトバター
・細かく挽いた砂糖1カップ
・1つの大きな卵白
・小麦粉2カップ
・ひとつまみの塩
・半分に切ったピスタチオの半分のカップと、飾り用の砕いたピスタチオの別の半分のカップ


あっ。

小麦粉の量が2カップのところ、1カップしか入れていない…!!
ここに来て完全なヒューマンエラーが発生しました。Google翻訳は悪くないです。すべて私が悪かったです。ごめんなさい。

気を取り直してリベンジ

というわけで、余った生地に小麦粉を追加してリベンジしていきます。

ザザーッ。これで復活なるか…?祈るような気持ちでこねていきます。

生地がそれっぽい硬さになってきた!!!!!どうやら大丈夫なようです。

先ほどの写真と比べるとその差は一目瞭然。

というわけで、作り直したグリバボールも、クッキーっぽい仕上がりになりました。

「エイリアントレイ」をオーブンに入れます。いってらっしゃーい!

ホロホロと崩れる濃厚なクッキー

焼きあがりました。芳醇なバターの香りが幸福の予感。

オーブンに入れるときは、色が変わるまで放置しないでください。白のままにしてください。

とレシピにあるので、少し焦げてしまったのは残念ですが、色以外はレシピサイトの画像に近いものがどうにかできました。

重ねると豪華

やわらかいクッキーのように仕上がり!外側はサックリしているのですが、中身はしっとりです。香ばしいピスタチオが合います。

よくあるクッキーの「サクサク」という食感は少なく、「ホロホロ」と崩れるような感じでした。バターや砂糖をたくさん使っているからか、濃厚な味わい。卵黄を入れていないのにしっかりとした味がついているのが意外です。

自分は普段お菓子作りをすることはほとんどなく、クッキーづくりも10年ぶりくらいだったのですが、どうにか形になりました。ありがとう、Google翻訳!

なぜ「エイリアン」なのかはわからずじまい

調理後は恒例の答え合わせです。「グリバ」や「エイリアン」と訳されている部分の原文を画像検索してみました。

ピスタチオ以外を乗せても良いみたいで、おいしそうです

今回、自分が作った料理に近いビジュアルのお菓子がたくさん並んでいますね!

「ギー」は不純物などを取り除いたバターオイルのこと。前回の記事にも登場しました

他の「グリバ」のレシピを複数確認していると、前回インドのスイーツを作った時に登場した「ギー」を使う例もありました!せっかくなのでギーで作ってみてもよかったなあと感じます。

ちなみに、執筆のために今回参照したサイトを再訪すると、料理名が「ソフトエイリアンの手口」から「ソフトエイリアンのモードオペラント」に翻訳が変わっていました。「モードオペラント」って何なんだろう。

「エイリアン」と翻訳されてしまうのかについては最後まで分からずじまいでした。知っている方がいれば、ぜひ教えてください…!

まとめ:翻訳後に油断してはいけない

肝心の料理名が「エイリアン」と訳されてしまうレシピでしたが、そのほかの部分は特に大きく引っかかるポイントもなく、普通に調理することができました。

3回にわたり、3か国の言語を試してみて、改めてGoogle翻訳の精度の高さが分かりました。海外の料理が気になっている方は、ぜひGoogle翻訳に頼って世界中の料理にチャレンジしていただきたいです!

ただし、今回の私みたいに翻訳に関係ないところで分量を間違えてしまうこともあるので、翻訳精度が高くても油断してはいけません…。