Google翻訳に任せっきりで海外レシピにチャレンジ! 第1回「台湾の七色餃子」

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ようやくクッキング開始

カラフルな液体を作る

並べられた皮の材料たち

材料集めに駆け回り、ようやくクッキング開始です。まずはカラフルな餃子の皮を作るため、食材の色を抽出したジュースを作る工程から。

抽出の方法についてはレシピには何の説明もないので、全て勘と経験に頼るしかありません。いきなり突き放してくるレシピ。

水に材料を溶かして色をつけていく。子どもが悪ふざけで作ったかのような謎の色の液体ができる。
枝豆のゆで汁のようなにおいがする

パンダンリーフは、どう色を出せばいいかわからないので、とりあえずコトコトと煮込んでみることにしました。20分くらい煮詰めると……。


みど……黄色!!!!!

そんな……。なんか違う……。緑色を作りたいのに、かなりひいき目に見て黄”緑”色という評価が限界の色味になりました。念のため2度抽出にチャレンジしましたが、結局この色にしかならなりませんでした。

素直にティーバッグを買えばよかったのかも…?と思いましたが、今回はこれでいくしかありません。

皮を作る

続いてカラフルな皮を作っていきます。翻訳文には以下のような文言が。

私は米カップを使って測定します:3カップの中力粉+野菜ジュース(1と1/4カップ)+塩そしてそれからボールにこねます。

「米カップ」が我が家の普通のカップで大丈夫なのかどうか若干不安ですが、普通に図ってみました。

小麦粉1カップは約110gらしい

小麦粉1カップは、約110g。これが3カップなので、3カップ(330g)×7色分=2310gの小麦粉が必要となります。

2.3kg!!皮だけで!?

小麦粉に色つき液体を入れていく(これはオレンジ色の野菜ジュース)

さすがに多すぎます。どう考えても1人暮らしの日本人向けの量じゃないので、7色すべてで使う小麦粉の最大量を600ml(3カップ)とすることにしました。1色あたりの小麦粉は85mlです。色水の量も同様に調整して、1色あたり30~35ml程度を様子を見ながら混ぜていきます。

練って丸めるとこんな感じになりました。並べると生き物のようでかわいいですね。写真の上から時計回りに、紫、オレンジ、赤、緑(になるはずだった)、黄、白、青の素材です。

パンダンリーフの緑は無地の白色と見かけの区別がつかなくない色に(香りでは区別できる)。オレンジ、黄色、紫は比較的ハッキリと色がつきました。赤と青は、もう少し色を追加しても良かったかもと思いましたが、ほんのり色づいているのも控えめで好きです。

あとは、皮を伸ばして


整えると……それっぽくなった!

皮を作る時のポイントは、以下のようなアドバイスが書かれていました。

「濡れすぎないでください。濡れすぎた生地は良くなく、薄すぎて壊れやすいです。」

実は序盤でうっかり生地の水を入れすぎて泥のようになり、粉を増やして調整することになりました。濡れすぎない重要性を叫ぶアドバイスは、まったく正しかったのです。

餡も日本の餃子とはちょっと違うぞ

皮ができたところで、餃子の中身を作っていきます。翻訳文によると、詰め物の材料は以下の通り。

ひき肉 200グラム
魚のペースト 150グラム
卵 1小
オイスターソース 1.5大さじ
コショウ 少し
胡麻油 少し
生姜の泥 少し
セロリ 少し
にんじん 少し
オゴノリ 適切な量


見慣れない単語は「オゴノリ」。調理工程の翻訳には「オゴノリ」の文字がなく、代わりに「アスパラガス」と書かれている部分があったので、オゴノリ=アスパラだと信じて調理を進めます。

餡の材料。餃子を作っているとは思えないラインナップ

魚のペーストは、魚のすり身団子をさらにつぶすことに。日本では定番のニラやにんにくが入っておらず、セロリやオイスターソースを使う点も面白いですね。

さぁ材料を切っていくぞと張り切ったところで、いきなりつまづきポイントが。

「アスパラガスを洗い、長すぎるあごひげを取り除きます。」

長すぎるあごひげ????????どこ?????
あごひげが何なのかがよくわかりません。なんだか嫌な予感がしますが、とりあえず細かく切っていきます。

こんな状態のアスパラガス初めて見た。

全ての素材を混ぜ込んだ餡がこちら。

オイスターソースの香りが食欲をそそる。

日本の餡と見た目も少し異なりますが、美味しそうです。

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