『らーめん再遊記』各ページに「謎の空白」があるのはナゼ?担当編集者に真相を確認してみたら…
『ラーメン発見伝』『らーめん才遊記』から20年にわたるシリーズで、現在も『ビッグコミックスペリオール』(小学館)にて連載中の『らーめん再遊記』。Twitterでは近頃、その作品についてこんな「仮説」が飛び出した。
『らーめん再遊記』の各ページに「謎の空白」がある。これは、本を持った時に絵の上にかからないようにしている?
というものだ。
確認すると確かに、各ページの中央あたりのコマ横に「空き」が出来ている。ここは本を持って読む時、自然に親指で抑えられる位置だ。
Twitterユーザーからは「これはすごい気遣い」「描く人も気づいた人もすごい」「『再遊記』だけでなく『らーめん発見伝』の頃からそうなってる」「ラーメン屋に置かれることを想定しているのか」などといった反応が出ている。
実際のところはどうなのか。真偽を確かめるため、小学館ビッグコミックスペリオール編集部にコンタクトをとってみた。
教えてくれたのは担当編集者のAさん(仮名)。実は「謎の空白」については編集部でも気づいていなかったそうだ。そこで、作画担当の河合単先生に直接問い合わせてくれた。
その答えは…
「…ご想像にお任せします(笑)」(河合先生)
えーーーーもどかしいなーーーー!!
担当編集者Aさんいわく、
「あえて一言だけ申し添えますと、河合さんも無類の麵好きで、ラーメン蕎麦うどんその他、毎日のように食べ歩いてらっしゃいます。ただ、本や雑誌を開きながら食べるお姿も見たことはなく…本当によく分かりません」
とのこと。
河合先生のコメントからすると、やっぱりこだわっていたのか?と思いたいところ。「謎の空白」の存在に気づいてしまった読者は、河合先生の麺類への強い気持ち、強い愛を感じながら読むことになりそうだ。