「チチバンド」に「キンローホーシ」…パラオで古い日本語が今も使われている理由は? 大使館に話を聞いた
日本から南に3000Km離れたパラオ共和国(以下、パラオ)では、日本語由来のパラオ語がいくつも存在しているという。その内容を紹介した在パラオ日本国大使館公式Twitterアカウント(@OfPalau)のツイートが話題を集めている。
日本ではほとんど使われなくなったのに、パラオでは使われている日本語があります🇵🇼🇯🇵 https://t.co/4WbCXFYWR4
— 在パラオ日本国大使館(Embassy of Japan in Palau) (@OfPalau) 2021年3月15日
「バントーサン」「キンローホーシ」「チチバンド」などなど、レトロな響きの言葉たち。
ツイートを見たユーザーからは、「ばーちゃんチチバンド言ってたなぁ~ 懐かしい」「衣紋掛…が後輩に通じなかった時のショックを思い出しました パラオではまだ残ってるのかぁ」といった反応が寄せられた。
パラオで使われている日本語由来の単語は、合わせて1000語近くもあるという。ほかにも、なぜか日本の「うどん」がパラオで独自の進化を遂げていたりと、パラオと日本の関係については過去にもTwitterで話題を集めてきた。
日本語由来の言葉はどれくらいの頻度で使われているのか。そもそも、どうしてパラオでは日本語由来の言葉が使われていたり、日本の文化が伝播したりしているのか。
パラオと日本の意外なつながりについてもっと知りたくなったので、在パラオ日本国大使館に直接話を伺ってみた。
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