リモートワークの効率が爆上がりするかも?今だから習慣にしたい「最高の昼寝」を追求してきた

ビジネスパーソンのみんな〜!睡眠はしっかりとろう
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日頃の睡眠状態を分析してくれる「ねむりの相談所」

ここまで昼寝できないとなると、全体的に夜の睡眠状況が気になってきた。そろそろ客観的な視点からのアドバイスが必要ではないだろうかと思うようになってきた。

思えば睡眠カフェでも猫カフェでも、座っていたチェアが身体を優しく受け止めてくれたことを感じた。もしかして、昼寝といえど寝具にヒントがあるのでは…?そう考えた私は直ちにトップクラスの寝具メーカーへと助けを求めた。

地下鉄日本橋駅に直結の「日本橋 西川」

寝具メーカーの西川には「ねむりの相談所」というサービスがある。「ぐっすり眠れない」など睡眠に関する悩みを同社の「スリープマスター」が聞き取り、眠れない原因を探ってくれるという。

今回担当してくださったのは、こちらの笠原さん。スリープマスターだ。


スリープマスターとは、選ばれしものに与えられる称号。西川の社内で行われている「講義や筆記試験など2~3日間で行われる、眠りのプロ養成講座」で「睡眠環境・生体リズム・人間工学の見地から快眠のための知識を習得している」という。

「普段の生活習慣や寝具について書いていただき、それをもとにアドバイスさせていただいてます。今、お悩みのことはどんなことですか?」

カウンセリング前に、自分の情報をシートに記入していく。睡眠に関する問題は、普段の生活習慣、寝室の環境、寝具など多岐にわたっている。笠原さんの説明を聞きながら書き込んでいった。

「リングフィットアドベンチャー」って書いた


「あの、寝付きが悪くて、かなり夜遅くならないと眠れないんです…あと起きる時に身体が痛いことがあって」

完全に自分自身の老化現象の話である。

ヒアリング項目には「運動をしていますか?」という質問がある。定期的な運動をしているかということなのだが…。

「定期的な運動…『リングフィットアドベンチャー』…ってご存知ですか…?一応週3〜4回くらいはやってるんですが…」


「リングフィット、大丈夫ですよ。けっこういい運動になりますよね」

(市民権得てた)

寝る前の行動について尋ねる欄になると、だんだん汗がにじんでくる。

「寝る1時間くらい前までは何をされてますか…?」

「(気まずい)スマホ見てます…あとドクターマリオ(スマホゲー)をちょっと…」

自分のだめな生活習慣をシートに書き込んでいくと、その内容を元にアドバイスが始まった。寝付きが悪いなどなど、睡眠に関していろいろ問題があったのだが、多くの人にも役に立つかもしれないと信じて以下にシェアしておく。具体的には次の通り。


お風呂について

「お風呂は40度くらいまでの、浸かってじんわり汗がにじんでくる程度で。温度が高すぎると熱が覚めるまでに時間がかかってしまいます。なので、ぬるめの温度で入浴するのがおすすめです。短時間で済ませるか、温度を下げたほうがよさそうですね」


「熱いお湯を(主に家族が)好んでいました。もうちょっとぬるくしよう…。」


運動について

「運動は一日一万歩が目標なんですけど、活動量は心配しなくてもよさそうですが、ずっと椅子に座って作業したり、歩く機会が少ないと、眠りにつきにくくなる要因になります」


「それはわかります…。」


「あまりにも身体が動かなさ過ぎると、身体がメンテナンスしようということをしなくなるんですね。運動は1日一万歩くらいが目安なんですが、寝る前に呼吸を整えつつ身体をほぐすくらいの運動がおすすめです」

なんと、自分から身体を動かさないと、身体そのものも働くのをサボるのか。確かにリモートワーク生活になってからは、意識しないと歩く機会はグンと減る。そういう意味では通勤、けっこう意味があったのだ。


「身体が疲れているとそれだけで眠くなりますので、夜はあまり激しい運動ではなく、呼吸を整えつつ身体をほぐすくらいの運動がおすすめです。」

変えなきゃいけないのは、生活習慣からでした…

寝具について

「寝具は変えたほうが良いですね…」

「ですよね」

現在使っている敷ふとんが10年選手だったので、単純に寿命が来ていて買い替え時だということだった。一見、問題ないように見えるのでずっと使い続けていたのだが、やっぱりそろそろだったか…。

良い敷き寝具の条件は「寝姿勢保持」と「体圧分散」という

「ねむりの相談所」でのカウンセリングは、初回がこうしたヒアリング中心。希望すれば活動量計使い、1~2週間記録した内容をもとに、さらなるアドバイスがもらえる。

画面はサンプルだが、計測するとこのように詳細なデータが表示される

記録される内容は、睡眠時間や眠りの深さ、寝返りをうった回数、周囲の騒音、照度とかなり細かい。寝返りをうった回数……と、「そんなことまでわかるのか」と必ず言いたくなるデータが出てくる。自分が眠っている環境をあらゆる方面から分析してくれるのだ。

なお、カウンセリングを受けたからといって必ず寝具を買わなければならないわけではない。先述したとおり、活動量計で測定する場合にレンタル料1000円がかかるのみで、カウンセリングは無料だ。

昼寝ができなくても刺激をシャットアウトすればOK

話を昼寝の件に戻そう。

こんなに睡眠ライフに欠点がある自分は、昼寝はしないほうがいいのだろうか…不安になって聞いてみた。


「そんなことはないです。無理に昼寝しなきゃと思わなくてもいいなと。」


「無理に寝なくていい…」

「夜の睡眠が足りていれば、昼間も眠くならないので」

「あっはい、それはそうですね」


「光や音など余分な刺激を遮って、リラックスできるかがポイントです。睡眠時間が足らなくてつらいな、という場合は仮眠をおすすめします。

横になってしまうと深い眠りに入ってしまいますので、椅子に座った状態で手足をダランと伸ばしたり、クッションを使って伏せるだけでもいいです」

そうか、こんな感じでいいのか…。

「ありがとうございました…!」

西川 ねむりの相談所 

※Webサイトの店舗一覧から希望の場所にある店舗を選び、来店予約

今回訪れた店舗:日本橋 西川

東京都中央区日本橋1-4-1 日本橋1丁目 三井ビルディング コレド日本橋 地下1階
電話:0120-543-443
営業時間:平日11:00~20:00、土日祝11:00~19:00

ビジネスパーソンのみんな、おわかりだろうか。総合すると、適度な運動、自分にあった寝具や部屋の環境、睡眠不足にならない生活…これらを整えたうえで、日中に身体をリラックスさせる昼寝の時間を作ったほうがよいことが本当によくわかった。

これが最高の昼寝スタイル

お昼ごはんを食べた後は10分から15分くらいダランとする、無理に寝なくてもいい

仮眠をとる前はちょっとのコーヒーを飲む

夜の睡眠時間もきっちり確保しよう

レッツ昼寝ライフ!

余談:オーダーメイド枕を買ったので興味がある人だけどうぞ