リモートワークの効率が爆上がりするかも?今だから習慣にしたい「最高の昼寝」を追求してきた
近年「昼寝」を習慣にする人が増えているということをご存知だろうか。主に眠気が起きやすい昼食後、思い切って10分から15分程度の昼寝をすると集中力が高まり、午後からの作業がはかどる……と言われている。すでに学校や企業で昼寝の時間を取り入れているところもあり、なんと米陸軍でも必ず昼寝タイムを設けているという。
すべてとは言えないものの、多くの企業でリモートワーク化が進んできた今、昼寝へのハードルは下がっているはず。ということは、習慣をつけるなら今がチャンスだ。トゥギャッチ編集部がある弊トゥギャッター社も今は完全リモートワーク中である。そこでトゥギャッチ編集部が、よい昼寝環境とは何かを追求してみることにした。いついかなる時でも集中力を高めてベストパフォーマンスを出したいビジネスパーソンにとって最高の昼寝ができる方法をお届けしたい。
「最高の昼寝」を定義する
さて、「最高の昼寝」とはどんなものか。自分なりに考えてみた。
1·睡眠できるカフェで気持ちよく寝る
2·猫のいる環境で気持ちよく寝る
3·上質の寝具を使って気持ちよく寝る
いろいろ検討した結果、安心して昼寝ができるカフェ、昼寝してしまっても大丈夫らしいという猫カフェ、そして上質の寝具が用意されている店の3箇所をターゲットとした。どの場所も、どう考えても確実に気持ちよく昼寝ができるはずだ。
ここでひとつ断っておくと、私(編集部・紫蘇ゆかり)は寝付きが悪くて夜以外の仮眠が取れない体質のようで、スーパー銭湯の仮眠室でも寝られたためしがない。自宅でも試しに昼食をとったあと15分ほど昼寝を試みたが、まったく入眠できなかった。
そんな自分が少しでも気持ちよく眠れたなら、誰にとっても最高の昼寝になる…かもしれないことを付け加えておきたい。
※記事内の情報は2020年12月現在のものです。
東京・大井町で有名コーヒーメーカーが提供する「上質の昼寝」
コーヒーメーカーの代表格、ネスレ日本は2019年3月に「ネスカフェ 睡眠カフェ」なるものをオープンしている。
睡眠カフェは「良質な睡眠・仮眠を体験できるカフェ」として、極上の寝具やソファで30分から最大3時間まで仮眠が取れるさまざまなコースが用意されている(現在、都合により提供されているのは「30分ナップコース」のみ)。
ここでは「コーヒーナップ」というスタイルを推奨している。仮眠を取る前にコーヒーを飲むことで、目覚めたあとに頭がスッキリとするという。それが体験できるということでさっそく大井町に行ってみた。
店内はとても薄暗い、どころかかなり暗い。ほんのりとした照明があるのみだ。
今回、体験したのはBGMと映像を取り入れた「最高の昼寝」を提供してくれるというナップコース。長年睡眠を研究している広島大学の林光緒教授によるプロデュースで、昼寝後の眠気の軽減を助けてくれるそうだ。
このコースでは仮眠前にコップ1杯分のコーヒーを取る。すると、カフェインが体内にまわるおよそ15分後に効能を発揮し、30分の仮眠後にすっきりとした目覚めが得られるという。
スタッフの方からイヤホンを渡され、リクライニングチェアーに身を預けた。すると、イヤホンからは小鳥の鳴き声がしてくる。
眼前の窓から見えるのは、深い森の中…。
やがて、夜は更けていく。
これは寝られる…寝てしまうかもしれない…。
何しろ、このリクライニングチェアがとても心地いい。フランスベッド製、しかもレザーが施されている高級仕様だ。背もたれを好みの角度に倒すと、まるでリクライニングチェアーが自ら全身をやさしく包み込んでいるかのようだった。
すっかり眠りに落ちることはなかったが、座っている間はかなりまどろんでいたことは確かだ。
30分のパワーナップを終えると、割と身体も楽になっていた。眠れなくても身体を横たえるだけで、疲れが取れるのかもしれない。これなら米陸軍は昼寝をするべきだ。
このようにしっかりとした昼寝環境の中で眠るというのは初めてだったが、寝る前にカフェインをとっておくと寝覚めがスッキリできるという知見を得られた。今度は頑張ってガッツリ昼寝してみたい。
※残念ながら2020年12月25日閉店予定とのことなので、気になる人は早めに体験しにいこう。
営業時間:9:00〜17:00
※完全予約制(Webにて予約)
※店内での滞在時間短縮のため【チェア30分コース】のみ、同時間帯2名までの利用
料金:30分 750円(映像なし)、1,200円(映像あり)当日空きがあれば選択可能
※2020年12月25日閉店予定