大人気稲作ゲー『天穂のサクナヒメ』をプレイしながら「リアル米作り」もやる【第1回】
トゥギャッチ編集部のふ凡社鈴木です。
ゲーム『天穂のサクナヒメ』(以下、サクナヒメ)が大人気だ。「主人公が稲作で強くなる」という異色の和風アクションRPGで、稲作パートの「ガチさ」がTwitterなどで話題を呼び、2020年11月12日の発売以降「一大稲作ブーム」が起きている。
トゥギャッチ編集部も「乗るしかねぇ、このビッグウェーブに」ということで、「サクナヒメ本編をやりながら、リアル米作りもする企画」を始動。稲作完全初心者による、てんやわんやの米作りレポートをお送りする。
ゲームとリアル、2つの稲作を同時にやったら「米一倍楽しい」のでは
11月12日、サクナヒメが発売されると同時に、Twitterのタイムライン上で
「サクナヒメというゲームの稲作がガチらしい」
「ゲームの設定に稲作難易度とか温度単位の項目がある」
「農業パートが本格的過ぎて農林水産省のHPが攻略wikiになる」
といったツイートが流れてくるようになった。
「アクションRPGで稲作ができる」の時点でちょっと何を言っているかわからないのに、農水省のHPを攻略に活用できるレベルで作りこまれているとなれば、もはや意味不明である。めちゃくちゃ気になるぞ。
Amazonでサクナヒメを即ポチると同時に、思った。
「リアル米も育てながらやったら、米一倍楽しいのではないか」
ふ凡社鈴木は、ゲーム・リアルともに稲作未経験である。せっかくなら、これを機にとことん稲作に向き合いたいではないか。サクナヒメと現実の米作りを並行してやれば、経験値と楽しさの相乗効果が起きる「はず」だ。
ネットで検索してみると、家庭用園芸キットなどを展開している聖新陶芸株式会社の「自分米栽培セット」という商品を見つけた。自宅で米作りを体験できるアイテムだ。公式サイトを見ると、「環境を整えれば通年で栽培可」とある。季節は晩秋、米作りのシーズンからは外れているが、室内なら今からでもチャレンジできそうだ。ゲームをポチったその足で、自分米も購入。
チュートリアルと浸種
注文から3日後、サクナヒメと自分米が届いた。ちなみにサクナヒメ、発売翌日にはAmazonで在庫切れになっていた。日本人の稲作熱すごい。
トゥギャッチ編集部の
ふ凡社鈴木です。
稲作(バーチャル)と稲作(リアル)の二毛作を始めます。
#天穂のサクナヒメ #サクナヒメ https://t.co/PNWgSy5FRw
— Tg🪐Originals (@tg_originals) 2020年11月16日
さっそくゲーム本編を始めてみる。「稲作がとにかく凄い」という情報しか知らないので、どんなゲームかとても楽しみだ。
物語のあらすじは、以下の通りである。
こんな感じだ。なるほど、「開墾パートが稲作」、「開拓パートがアクションRPG」というわけか。初日は、サクナヒメが島にたどり着いたところで終了した。
次ページ:リアル米作り開始