2020年10月28日

劇場版『鬼滅の刃』を観るため映画館まで100km歩いてみた 「無限ハイク」レポート

『鬼滅の刃』公式グッズ縛りのハイキングにチャレンジしました
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1日目、宇都宮出立

10月16日の午前11時、ふ凡社鈴木は宇都宮駅に降り立った。

宇都宮駅から新宿までは距離にして約107km、休まず歩いても22時間かかるらしい。遠いわ。道中、十分な休憩を取りながら進むとして、丸2日かければなんとかたどり着けるだろうという計算だ。

「餃子のビーナス」と出発の記念撮影をする隠

今回私は、鬼滅の刃に出てくる「隠(かくし)」っぽい服装でハイキングに臨むことにした。隠とは、剣士が鬼と戦った後に片付けなどを行う事後処理部隊のこと。戦闘の最前線に立つことはないが、本編になくてはならない縁の下の力持ち的ポジションだ。道中なるべく目立たず歩くのに最適なかっこうと言えよう。

12時をまわり、宇都宮駅を出発した。無限ハイクの始まりだ。道中の様子は、トゥギャッチの公式Twitterアカウントから実況した。こちらも記事と合わせてお楽しみいただきたい。

 

最初の15kmで既に無限を感じる

宇都宮駅を出てしばらくは、東北新幹線の線路沿いの大通りをまっすぐ進む。空は快晴、最高気温は18度くらいと、ハイキングにもってこいの天候だった。

大通りをずんずん進む

ちなみに、今回事前に準備したアイテムも、可能な限り鬼滅の刃の公式グッズでそろえている。背負っているリュックは、フリューさんがプライズ景品用に商品化した「禰豆子を背負う箱リュック※」だ。そのほかのグッズも、旅の途中でおいおい紹介していきたい。

※禰⾖⼦の「禰」は「ネ+爾」が正しい表記

コンパクトな箱型リュックに旅の必需品が詰まっている

 

最初の2時間くらいで、6kmの道のりを進んだ。見つけた公園で最初の休憩を取る。まだ6kmだが、足にはじんわりと疲れが出はじめている。ふだん6kmも続けて歩く機会はほとんどないから、当然か。今後のことを考えると、こまめに休んだほうが良さそうだ。

ほっと一息つく隠

足を揉み、靴ずれ予防のため「鬼滅の刃 絆創膏B」を貼る。

善逸君の不安げな顔よ

休憩を終えて、さらに1時間歩いたところで、ようやく10kmに達した。第1回目の補給タイムだ。近くのコンビニに入り、最初の鬼滅関連グッズを探す。甘いものが食べたかったので、ガムが入っている「鬼滅の刃ミニ屏風コレクション」をチョイスした。

ちなみに、飲料水については、キャラクターデザインのボトルに移しかえて無理やり公式グッズ化している。

 

ガムを噛みながら歩きつつ、石橋駅に到着。出発から約4時間半で、精神的にはかなりペース良く歩いたと思う。さぁどれくらい進んだかな、とワクワクしながら万歩計を見たら、なんとまだ「15km」しか進んでないじゃないか!

血鬼術にかかっていたのか?

体感と進んだ距離の差が大きすぎて「血鬼術で惑わされているのか?」と思った。残りの旅路を思うと、まさに無限って感じだ。

緊張のナイトハイク

石橋駅を出発するころには、日暮れが迫っていた。歩き始めて6時間を超えたあたりで、歩行距離が20kmを突破。さすがにお腹がすいた。お待ちかねの補給タイム。

2回目は、ローソンに入って「鬼滅の刃 山かけうどん」を購入した。疲れた体に温かいうどんが染みる染みる。とろろと卵黄風ソースのコンビネーションで、疲労回復効果もばっちりだ。マジで、これまで食べてきた中で一番おいしいうどんだった。

「うまい!うまい!うまい!うまい!」しか出てこなかった

気力も回復したところで、夜のハイキングを再開。暗い道のりを懐中電灯で照らしながら、ずいずい進んでいく。

鬼が出そうな暗さ

1時間ほど歩いたあたりで、体が鉛のように重たくなってきた。「そろそろ夜間に休む場所を確保せねば」と思っていたところで、1本の連絡が入った。トゥギャッチ編集部のスタッフからだ。

スタッフ「Twitterに心配の声が多数届いています」

鈴木「えっ、なぜ!?一般成人男性がただ歩いているだけなのに!?!?」

無限ハイクの様子は、トゥギャッチ公式アカウントで実況発信していたのだが、体調や無理を心配する声が多数届いているというではないか。

少し考えてから、これまでは道中の様子メインで発信していたので、心配の声が出るのも無理からぬ話だと気づいた。これはいけない。本企画、煉獄さんの刀以外に、燃える要素があってはならない。

メッセージを受けて、Twitterで安全に最新の注意を払って歩いていることを伝えつつ、物資の補給の条件を緩和した。物資の補給は1回につき1個としていたが、低血糖を防ぐため、甘い食べ物については状況に応じてこまめに補給することにしたのだ。

歩き始めて8時間を過ぎるころには夜も更け、足が生まれたての小鹿のようにプルプルしはじめた。限界を感じたので、小山駅付近のビジネスホテルで一夜を過ごすことにした。

セーブポイントが決まってしまえば、一安心だ。尽きかけたエネルギーが湧いてきた。残された力をひねり出して歩き、21時30分ごろにホテルに到着。

筋肉痛で妓夫太郎のような顔になる隠

あったかいお風呂に入って、3回目の補給で手に入れた「禰豆子の蒸し鶏と梅しらすのサラダ」と「最後の試練 チョコシュークリーム」をチャージ。梅のすっぱさと、クリームの甘みが疲労に効く。

酸味とビタミンとタンパク質と甘み。栄養補給の連撃

ベッドに入ったら全身がふわふわと浮くような心地。気持ちよすぎて、「魘夢から攻撃受けてるんじゃないか」と思いながら、水に沈みゆくような眠りに落ちた。

 

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