劇場版『鬼滅の刃』を観るため映画館まで100km歩いてみた 「無限ハイク」レポート

『鬼滅の刃』公式グッズ縛りのハイキングにチャレンジしました
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が公開された。「チケットが買えない」「映画館の上映スケジュールが鬼滅で埋まってる」など公開前から大いに話題を呼び、公開後はわずか10日で興行収入100億円を突破するという、異例の記録を打ち立てた。世はまさに鬼滅フィーバー

同作ファンのふ凡社鈴木も、公開された週末にさっそくチケットを予約した。空前絶後の話題作を観賞するにあたり、せっかくだから何か企画をやりたいと思い、映画館まで100km歩いて観に行くことにした。名付けて「無限ハイキング(以下、無限ハイク)」だ。

汗と涙の試練をプラスした、ハードな鑑賞会の様子をレポートする。

トゥギャッチ公式アカウントでの実況の様子はこちらから。

はじまりは「鬼滅の関連商品なんでもある説」

映画の公開前、Twitterで「鬼滅の関連商品なんでもある説」が話題になっていた。たしかに、鬼滅の刃公式のグッズで検索をかけると、フィギュア・小物などのキャラクターグッズだけでなく、アパレルから食品、音楽機器まで、あらゆるジャンルの品が揃っている。街中を歩けばいたるところに鬼滅関連の商品が並んでいるし、お店とのコラボニュースもひきりなしにリリースされている。

私は思った。「鬼滅の関連商品縛りのサバイバル企画ができるんじゃないか」。

短期間で完結し、「わかりやすいハードル」があり、関連グッズが重要な役割を果たす。3つの要素を満たす企画として、「無限ハイク」の開催が決定した。

無限ハイクの始まりとゴールを定める

無限ハイクの始まりとゴールをどう定めるか。「最後はやっぱ映画本編をみて終わりたい」ので、いつも使う映画館のある新宿をゴールに決めた。

続いて、目的地から逆算してスタート地点を考える。

分かりやすく大きな駅があるところがよかろう」ということで、Googleマップから新宿の半径100km圏内を割り出したところ、ちょうど栃木県は宇都宮駅にあたった。スタート地点は宇都宮に決定だ!

無限ハイクのルール

無限ハイクの実行にあたり、自らに課したルールを紹介する。

一見かなり過酷だが、準備段階である程度勝てる算段があった。ちょうどこの期間中(2020年10月時点)、ローソンが鬼滅の刃キャンペーンを開催しているからだ。鬼滅とコラボした食事系アイテムが豊富にラインナップされているので、栄養補給面は心配ないだろう。

そして、忘れてはいけない心構えを2つ。

無限ハイクの企画段階で、私は派手にハッキリと優先すべき順序を決めた。「まず身の安全、次に身の安全、そして身の安全」だ。

自慢じゃないが、私の根性は、通常時の我妻善逸くん並にもろい。過酷な旅路に心と体が折れる可能性が、ありすぎるほどある。何よりも大事なのは、健康な体で映画本編を楽しむことだ。先に設けたルールも、体調や道中の状況に応じて、柔軟に変えていく所存である。

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