小学生向けに紙コップで作った「食物連鎖ピラミッド」がわかりやすくて「素晴らしい教材」と称賛の声
小学生の理科の実験教材を研究している理科実験おたすけ隊(@otasukerikabox)さんが、紙コップを使って食物連鎖がどのように起こるかビジュアルで見せる教材を作った。
6年理科の単元用に、食物連鎖ピラミッドを作りました https://t.co/ew0JJOGxOI
— 理科実験おたすけ隊 (@otasukerikabox) 2020年9月13日
食物連鎖を表すピラミッドの形に積まれているのは、植物や動物のイラストが描かれた紙コップ。一番下のダンゴムシ(分解者)の紙コップを引き抜くと、上に乗っていた草、バッタ、カエル、トビのコップも一緒に崩れてしまう。生き物が減ることで食物連鎖にどんな影響があるか、ひと目でわかるようになっている。
カエルや虫が苦手な子どもでも受け入れられるよう、かわいらしいイラストにしているという。
1番上から
トビ(大型肉食動物)
カエル(小型肉食動物)
バッタ(草食動物)
草(植物)
ミミズ、ダンゴムシ(分解者)
上下で食べる、食べられる関係になっています。
(カエルや虫が苦手な子もいるので、できるだけかわいいイラストにしました。) https://t.co/35fSn2Uank
— 理科実験おたすけ隊 (@otasukerikabox) 2020年9月13日
また、この教材では一般的に、生産者、一次消費者、二次消費者、三次消費者の4つの段階で表される食物連鎖を5段階にしている。授業の中でさらに理解を深めてほしいというねらいから、生産者の下に「分解者」の段階を作っているのだそう。
@sciedu_hiramasa 普段意識しない(あまり見えない)分解者の部分にも着目してもらいたくて、ミミズからスタートしました。
授業の中で、植物から組み立てて崩して、その後に「食物が育つ条件に太陽だけじゃなくて、肥料もあったけど、自然界ではなんだろうね?」とミミズパーツを足すこともできると思います。
— 理科実験おたすけ隊 (@otasukerikabox) 2020年9月13日
投稿を見たTwitterユーザーからは、「これは一目瞭然で、 わかりやすくていいですね!」「めっちゃわかりやすい。ワイが小学生の頃にほしかった」など、称賛の声が相次いだ。
投稿者は「実際の食物連鎖や環境保全はこんなに単純ではない」「見るだけでなく、自分でピラミッドを作ったり崩したりして体感してほしい」という。身近な道具で工作できるため、子どもも楽しく学べそうだ。
もっとたくさんの生物を用意して、複雑なピラミッドもできますし、
逆に、トビ(猛禽類)を増やすには?を再現することもできそうです。
実際の自然界はこんなに単純ではありませんが、全体をとらえるきっかけになればと思います。
— 理科実験おたすけ隊 (@otasukerikabox) 2020年9月13日
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