ツバメが通るたびに「エサちょうだい!」ヒナが親以外にもアピールするのは理由があった
野生動物や虫の暮らしをSNSで発信している、FUMIHIKO HIRAI🐝昆虫スローの人(@uta_31)さんは、なんともかわいらしいツバメのヒナの動画をTwitterに投稿した。お茶目なヒナたちの様子や、意外と知らないツバメの子育てに注目が集まっている。
近所のツバメが通るたびにぬか喜びするヒナ。 https://t.co/XyjKyajr6p
— FUMIHIKO HIRAI🐝昆虫スローの人 (@uta_31) 2020年6月10日
6羽のツバメのヒナたちは、近所にいる大人のツバメが巣の前を横切るたびに、エサをもらえると思って大騒ぎするという。これはよそのツバメを親と間違えているのではなく、両親以外のツバメも給餌してくれることもあるためだとか。
@neko0921 ちゃんといますよ~。しかも両親以外のツバメも給餌していました。これは驚きました。 https://t.co/pIE12vI39M
— FUMIHIKO HIRAI🐝昆虫スローの人 (@uta_31) 2020年6月11日
投稿者の平井さんによると、よそのヒナにエサをあげるツバメは「ヘルパー」と呼ばれている。撮影したこの巣では、巣を作っている途中のペアや抱卵している最中のペア、パートナーがいない個体などがその役割を果たしていたそうだ。
@ikimonbanana その通りです。ヘルパーの存在は知っていましたが見るのは初めてでした。巣を作っている途中のペア、抱卵しているペア、パートナーがいない(失った?)個体などがいました。子育ての段階にズレがあって、給餌していない個体が「ヘルパー」になるのではと思いました。
— FUMIHIKO HIRAI🐝昆虫スローの人 (@uta_31) 2020年6月11日
投稿を見たTwitterユーザーからは「真ん中のやつ、察してて草」「他の親もエサやりに来るんですね!知りませんでした、驚きました!」などの感想があがった。
平井さんが主催する団体「TokyoBugBoys」のホームページでは、ツバメのほかにミツバチやビロウドツリアブの飛翔シーンなども見ることができる。興味のある人は、野生の生き物の姿をとらえた貴重な映像をチェックしてみては。