グミを漬けると青い炭酸飲料が透明に!? 小さな謎から壮大な実験がスタート
Twitterユーザーの研究所 ジョシュ(@asst_lab)さんが青い炭酸飲料にグミを漬けてみたところ、グミが青い色を吸着し、飲み物が透明になるという不思議な現象が発生した。そこから始まった複数の実験に注目が集まっている。
炭酸漬けハリボーグミの真似して青い炭酸飲料にコグミ漬けてたらグミが青い色素を吸着して飲み物が透明になってた
どうゆうことなのコレ https://t.co/ja578Wt8ux
— 研究所 ジョシュ (@asst_lab) 2020年5月24日
青い色素を吸着したのは主にグミの表面の層のように見えたため、洗って表層を取り除いたグミを使って対照実験が行われた。
グミのまわりに青くて薄〜い皮膜状の剥離片があるので、右側のグミ皿は表面のオブラート的なくっつき防止コートを洗ってみた 比較してみるよ https://t.co/8Xzy2fEDp8 https://t.co/spBb3Qccal
— 研究所 ジョシュ (@asst_lab) 2020年5月24日
すると、炭酸飲料に漬けた数分後の時点で、洗っていないグミの方が泡立ちが大きいといった差が出はじめた。
右ビンが丁寧に洗ったグミ入り
すでに泡立ちに差がある https://t.co/MB3DlVsKyw
— 研究所 ジョシュ (@asst_lab) 2020年5月24日
さらに、2つのビンを冷蔵庫に入れ一晩置くと、洗っていないグミを入れた飲料の方が青色が淡くなるなど、有意な差が出た。グミの表面には、飲料の青い色素を吸着する何らかの成分が含まれているらしい。
一夜明けた表面洗い落としグミとの比較
左:そのまま 右:洗い
脱色具合はそのままのほうが淡くなり、軽く濁るなど、有為な差が出ました。
(3枚目は元飲料との色比較)
(4枚目は表面がシワシワになってるそのままグミ) https://t.co/1IvckNkGEj
— 研究所 ジョシュ (@asst_lab) 2020年5月25日
投稿を見た有識者のTwitterユーザーからは「食品添加物である青色一号(ブリリアントブルーFCF)はタンパク質染色試薬であるCBBと構造が似ており、いくつかのタンパク質に吸着することが知られているようです」「仮説ですが…酸性下なら、青色一号などの酸性タール色素はアミド基のあるゼラチンに吸着しやすいと考えられるので、それが原因ではないかと想像します」という情報が寄せられていた。
なお、この実験は「グミを黄色い炭酸飲料に漬けた場合」や「色が染まったグミの溶液をアルカリ性にしたら色が溶出するか」など、さらなる展開を見せている。興味のある人は一連の実験をまとめたモーメントのチェックをお忘れなく。
⚡️ "青い炭酸飲料、グミが漬かると色が抜けていく不思議を追う編"
こちらは検証と実験を中心にまとめたそこそこ真面目な内容となっています
https://t.co/gD9GCEhAFP 続く↓
— 研究所 ジョシュ (@asst_lab) 2020年5月28日