【ご本人インタビュー】半身麻痺の父がリハビリで作った「木彫りの小鳥」が圧巻の完成度

制作方法を詳しくうかがいました!
かわいい 創作 アート 小鳥 リハビリ 木彫り 家族
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イラストレーターの鈴(@siratamairipafe)さんは、お父さんが半身麻痺のリハビリを重ねて作ったという木彫りの小鳥を投稿した。ほぼ片手で彫ったとは信じられないほどのクオリティに、Twitterユーザーからは「本物にしか見えん」「とてもかわいくて素敵です。癒やされました」という声があがっている。

まるで剥製のような小鳥
足のリアルさが尋常じゃない
鳴き声が聞こえてきそう
生き生きとしたかわいらしさだ

魚を捕まえたカワセミ
口を閉じたバージョンも
スズメも躍動感たっぷり
そのほかにもたくさん…!

シマエナガやカワセミなど、種類もポーズも多様な木彫りの小鳥たちは今にも動き出しそうなほどリアルだ。ポーズの躍動感やかわいらしさの再現度にも目を見張るものがある。

お父さんと鈴さんは、一緒にトゥギャッチ編集部のインタビューにも応じてくれた。

――木彫りはいつ頃から、どんなきっかけで始めたのでしょうか。

お父さん:木彫りを始めたのは退院した次の年からで、今から四年くらい前です。当時の私の左手五指は脳内出血の後遺症で麻痺しており、満足に物を握る等の動作は困難でした。「削る材料を左手で持ち支えることは、不自由な指先に刺激を与えるのではないか?」と思い、リハビリの一環として始めました。

最初は魚釣りが大好きでしたので渓流魚をモチーフにしていましたが、釣りにもいけない体の状態を考えると悲しくなり作成休止となった時期がありました。
ある時、庭に飛来する小鳥を見て「鳥なら彫れるかも」と制作対象を「鳥類」に変更し現在に至っております。

 

「かわいい」が集合

――そういう経緯があったんですね。一羽を作るのに、どんな道具を使ってどれくらいの時間をかけているのでしょうか。

お父さん:何度か手直ししていますので、一羽作るのに一週間くらいかかっているかもしれません。

材料は、鳥の本体は朴(ほお)、桂(かつら)から削り出しています。目はアクリル板を丸く削り出して作って、足は導線を足の形に成形ハンダ付けしてから、パテにより肉盛りしています。塗装に使うのはアクリル絵の具です。

道具は、材料の削り出しに彫刻刀や糸鋸、鳥の羽の削り出しにミニルーター、細かい羽毛の削り出しに専用のヤキゴテを使用しています。左手の指先が疲れて動かなくなった時に、代わりに材料を掴んで(挟んで)くれるのは万力です。ちなみに、鳥の細かい羽毛塗装に使う筆は、ネイルアート用の極細筆です。

――かなりの手間と時間がかかっているんですね…!鈴さんは、お父さんの木彫り作品をどう思いますか。

鈴さん:細部までこだわって時間をかけて、制作をずっと続けられているところがすごいと思います。一度折れかけてもまた立て直したところが本当にすごいです。今までずっと働き詰めで戦ってきた人なので、今度は作家として有名になってほしい、作品集とか出てほしいというのが願いです。

――作品集、見てみたいです!お2人の創作活動をこれからも応援しています。

鈴さんは現在、お父さんの作品を紹介するサイトも作っているそうだ。続報が待ち遠しい。

追記

お父さんの作品サイトが完成したそうだ。気になる人はチェックしてみては。

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