日清の「完全食」All-in PASTAを一週間毎日食べてみた

食パンとプリンで生きてる人間が完全食に挑戦
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アレンジして1週間毎日食べてみた

カップパスタを食べてみて思ったのが、「普通においしいけど、麺にクセがあるし、これを毎日食べるのはいろんな意味でちょっと厳しいかも」ということ。
でも、専用のソースは使わずに自分で味付けしたら毎日食べられそうだ。というわけで、普段1日1〜2食ほどしか食べない不健康な私が、毎日1食をAll-in PASTAに置き換える生活を1週間送ってみることにした。やるにあたって決めたルールは3つ。

①栄養超過は気にしない…食事量と栄養量が足りていない前提でやっているので気にせず材料を足す。

②難しいことはしない…せっかく手軽に栄養が摂れるのに調理に手間がかかってしまうと意味がないし、あと料理が苦手なので。

③おいしく食べる…おいしくないと続かないので。

※なお、All-in PASTAの栄養素は「鍋で4分間茹で調理した後の麺とほぐしオイルを合わせた栄養素の値」で計算されているので、アレンジは公式でも推奨されています!

1日目 月曜日
油そば風パスタ


一発目からパスタではない味付けをしてしまった。だって毎日パスタって飽きるし。
ごま油・醤油・お酢・鶏がらスープのもとを適当に混ぜて野菜をのせてラー油を垂らしただけ。汁気が多いので麺との絡みも良く、また野菜の苦味で麺の苦味が消されるのでこれはかなり正解っぽい。


2日目 火曜日
チーズカレーパスタ

カレールウひとかけらと少しの水を足して混ぜ、軽くチンしたあと麺に和えてチーズをのせただけ。温泉卵の作成に失敗。味付けがもったりしているので麺が余計もさもさしてしまい、あまり合わなかった。反省。

 

3日目 水曜日
スープパスタらしきもの

昨日の反省を生かし、「汁気が多ければおいしいんじゃね?」という短絡的な思考のもとスープパスタを作った。のだが、汁がサラサラしていて麺との絡みが弱いため、麺本来の苦味をかなり感じてしまってダメだった。私ごときが考えるようなことはすでに日清食品さんが考えているに決まっていた。猛省。


4日目 木曜日
ツナと梅のパスタ

普段全く料理をしないので思いつくレシピが底をついてきた。これは私が知っている限り一番簡単なパスタレシピだ。茹でた麺の上にシーチキンと梅をのせて、塩胡椒ごま油で味をつけるだけ。映えないが、確実においしい。油が麺と絡むおかげか、All-in PASTAとも相性が良かった。


5日目 金曜日
かんたんペペロンチーノ

もうレシピが思いつかないので会社の人に簡単なレシピはないか聞いて作ったペペロンチーノ。ニンニクと鷹の爪とベーコンをオリーブオイルで炒めてパスタと絡めただけ。これが!!!!めちゃめちゃおいしかった……今まで食べた中で一番おいしくできた。たっぷりのオイルが麺を滑らかにするからだろうか。あとベーコンがバカみたいな大きさだったのもよかった。


6日目 土曜日
カルボナーラのつもりだったもの

ペペロンチーノがうまくできたことに気を良くして、カルボナーラも作ったら普通に失敗した。カルボナーラなんて人間が作れるものじゃないと思っていたがやはり人類にはまだ早かった。しかしクリーミーなソースが麺を包み込むからか、意外にもAll-in PASTAとの相性は良かった。


7日目 日曜日
トマトとズッキーニのパスタ

ついに最終日となった。これまでで一番おいしかったのはペペロンチーノだったため、それをベースにトマトソースを混ぜたパスタを作ってみた。悪くはないが、ペペロンチーノの方がおいしかった。どうやら焼きそばのように麺を「炒める」工程を挟むのがポイントのようだ。

結論:ちょっと炒めるとおいしい。あとは油とかクリームとかで麺を滑らかにコーティングしてあげられると◎

限界人間には良いのではないか

完全食やAll-in PASTAを初めて知った時のイメージは「意識たけ〜」だったのだが、1週間食べ続けると、意識の高い人よりも私のような意識が限界まで低まっている人間に向いているように感じた。
90点の食生活ができている人が120点の"完全"を目指すのではなく、30点の人が60点の人並みになるための食事かなと。
あとは忙しくて食事に執着がない人とか。もちろん災害時も重宝されると思うので、家にストックがあると安心だ。

1週間食べ続けたが、(当然ながら)特に健康になった感じはしない。でも罪悪感なく食べられるのが嬉しかったし、いろいろ工夫して食べる楽しさがあった。気になった人は一度試してみるといいと思う。