もし子どもが「発達障がい」を疑われたら ? 経験者が 「受け入れることの大切さ」を漫画で語る
Twitterユーザーのきよきよ@7月踊り子(@kiyokiyokingdom)さんは、保育園の保護者同士の飲み会で「発達障がい」に関する会話を耳にした。この時の話をきっかけに漫画を描き、Twitterに投稿した。
飲み会の席には、息子が担任の先生から「発達障がいを疑われた」と嘆くお父さんがいた。
子供の発達障がいやグレーゾーンで悩むパパママに読んで欲しくて描きました。診断名と損得について今一度考える機会になれば幸いです。
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— きよきよ@やれば出来る人 (@kiyokiyokingdom) 2019年6月23日
「ちょっとできないことがあるとすぐに障がい者扱いで差別するから困る」という言葉に、きよきよさんは「差別!? とんでもない!」と反論する。きよきよさんの上のお子さんは、3歳のときに「高機能自閉症」と診断がついた発達障がい児だった。
子どもに発達障がいが疑われると、反発したくなる親の気持ちに理解を示すきよきよさん。
しかし、いち早く「障がい」とわかることのメリットも大きいと説明している。障がいであることがわかれば、周囲から「できないこと」を責められることがなく、その子にあった対策や対応が考えられるからだ。
親は、子どもに診断名がついたことで将来を悲観してしまうだろう。
きよきよさんは、心が少し落ち着いたら「専門医や療育機関に相談してみると良いかも」「担任の先生や管理者と話す機会を設けて『特別支援』をお願いしてみては」とアドバイスしている。
漫画の1ページ目に登場したお父さんのように、理解が十分でない大人はまだまだ多い。しかし、きよきよさんと話した後、お父さんの意識は変わったという。
で、1枚目のお父さんにはどうしたの?なんですけど、私は多弁なアスペルガーオカンなので、松岡修造並みに熱く語りました。涙を流して「その話をもっと早く聞いていれば…」と言われたので「今から幾らだって変えられる!」と励ますと同時にこの漫画を描くきっかけとなりました。
— きよきよ@やれば出来る人 (@kiyokiyokingdom) 2019年6月24日
きよきよさんのお子さんは現在、大学生。「診断名がつくこと、そしてそれを受け入れることで開ける道もある」というきよきよさんの経験に基づく考え方は、子供の発達障がいやグレーゾーンで悩む大人たちにとって、大いに参考になりそうだ。