電車で行ける東京近郊のコワイ場所、夜の「江北橋」に行ってみた
夜になると車通りはそれほど多くなく、完全に途切れて誰もいなくなる瞬間も少なくありません。
アーチには「江北橋」と書かれています。「夜に橋を通ると、アーチの上や欄干に女性の幽霊が立っている」という噂も聞きました。
欄干には、多発する衝突事故を防止するための「高欄照明」が付いています。Wikipediaいわく、高欄照明が橋に付いているのは珍しいとのこと。この日は点灯していませんでしたが、おそらく視界の悪くなる雨の日などに点灯させるのでしょう。
橋の上から見る夜景はきれいなもので、この画像ではわかりにくいですがスカイツリーも見えます。
アーチ下に入るまでのガードレールには、硬いプラスチック板が付けられていました。衝突事故の損傷を防ぐためのものでしょうか。
ガードレールには1ヶ所だけ破損が見られました。器用にぶつかったのか、それとも事故に備えてガードレールが丈夫に作られているのか。
浮遊霊がいっぱい? 江北橋の下へ潜入
心霊スポットとしての江北橋を紹介するウェブサイトには「橋の下が浮遊霊の溜まり場になっている」との噂がありました。まずは橋を渡って西側から、さっそく行ってみましょう。
西側の橋の下は、駐車場として使われているようです。橋を車が通る度、ごわんごわんと不気味な音が響き渡ります。川辺の湿気と暗さが相まって、不気味な雰囲気が漂っています。
獣道ができていますが、川岸に近付くのは昼間でも危険ですのでやめておきましょう。
枯れたススキの向こうに違法建築物があります。
次に東側、扇大橋駅側です。
橋のすぐ隣には野球場があり、昼間は賑やかなのでしょう。ですが夜は車が通る音ぐらいしか聞こえてきません。
枯れススキが開けていた所です。井戸か水路の入り口を塞いだものでしょうか。
橋の下に入ると真っ暗になるため、本格的に探索するならば懐中電灯としっかりした靴が必要です。
隣の橋「五色桜大橋」がとても綺麗です。こちらは建築中に死亡事故があったとの事です。
上に戻ります。大きな橋や公園によくある謎のオブジェも楽しみましょう。
このマーク、どこかで見たような……。
この江北橋、駅チカにも関わらずなかなかの非日常空間でした。夜景が非常にきれいですので、写真を撮影しに行くのも良いでしょう。
カメラが「何か」を捉えていた?
取材中にこれといった心霊現象や恐怖体験はありませんでしたが、写真のなかに1枚、気になるものが見つかりました。
これは扇大橋駅側、橋の下の写真です。この写真右側に、違和感を覚えるものが写り込んでいました。
問題のポイントを拡大したものです。俯いて立つ人のように見えますが……。
何はともあれこの江北橋、行けば非日常体験は十分にできるはずです。東京都内からなら、何かのついでに寄り道できる距離にありますので、ぜひお手軽に非日常空間を感じてみて下さい。