人生で一度も食べたことのないものだけで3日間生活してみた
3日目 朝
おはようございます。時刻は朝の7時。秋田駅です。
8時の新幹線で帰らなければいけないため、1時間以内に食べたことのない食べ物を探さないと朝ごはん抜きです。
駅の売店で探すしか道はありません。
なんとか見つけたのは、畑のキャビア「とんぶり」と謎のお菓子「もろこし」です。
とんぶりに至っては単体でモリモリ食べるものではありません。
ここで新幹線の時間が来てしまいました。
新幹線の中でもろこしを食べました。
てっきり、とうもろこし関係のお菓子かと思っていたのですが、砂糖と小豆の粉を練って焼いた焼き菓子みたいです。
和のビスケットみたいで、めちゃくちゃ美味しかったです。
朝からこれしか食べてないせいかもしれませんが。
こんなにすぐに秋田から帰らねばならないのには、理由があります。
それはあるお店の予約時間の都合上なのです。
3日目 昼
ということで、東京赤坂の料亭に来ました!!!
本気の料亭です!
そうです、三日目のお昼は『超高い料亭のご飯』です。
お部屋にも物凄ーく丁寧にご案内されました。
それでは早速運ばれてきたご飯を見ていきましょう。
3日目にして初日の朝に食べた「うるい」が出てきました。「伏線回収だ!」と一人ではしゃいで食べました。カニが美味しかったです。
ちなみに、高級なものを食べてなさ過ぎて極端に語彙の少ない料理レビューが続きます。ご了承ください。
だいたいずっと「何だかよくわからないけどおいしいな」って思ってます。
このお蕎麦は本当においしかった。透明なつゆの理由も最後まで謎に包まれたままだった。
表現力がなくて、もうフルーチェという言葉を使いました。すみません。とてもおいしゅうございました。
一人前。19,000円のランチでした。
人生で一番高いお昼御飯です。
3日目 夜
正直料亭のご飯を食べてしまったら、それ以上に未知な食べものなんてないんじゃないかと思ったのですが、一つありました。
なので、その料理に必要な料理人を急遽呼び出しました。
それが、彼です。
いや、誰?と思われたかもしれませんが、僕の実の弟です。
家庭の事情で弟とは離れて暮らすことが多く、仲は良かったのですが、僕は弟の手料理を一度も食べたことがなかったのです。
なので今回は突然呼び出して、「お兄ちゃんに料理を作ってくれ!」を言ったら快諾してくれました。
そして完成した料理がこちら。
ザ・男飯って感じのご飯ですね。食べてみます。
おぉ!凄い!ちゃんと揚げ物になってる!おいしいぞ!
親子丼も全然おいしくて、なんかお兄ちゃん普通に感動です。ご飯食べながら久しぶりに弟と長々と話しました。
20年以上兄弟やってるのに意外と話さないことも多くてこれはこれで新鮮でしたね。
これにて食べたことのない食べ物だけで三日間生活、完全に終了~~~~~~~。
あっという間に終わった~~~~。
感想
正直やっててずっと楽しかったし、つらさとかは全くなかったです。
これやってみるとめちゃくちゃ楽しいので、一日とかでも絶対にやった方が良いと思います。「食べたことのないものを探す」という作業が、今までの食や、食に対してのスタンスと向き合うことになるので新しい発見も多いです。
あと、まったく味の想像のつかない食べ物を食べると、おいしかった場合は嬉しいし、おいしくなかった場合でも予想を裏切られて楽しい!ってなるのでどう転んでも食事が楽しくなります。
ぼんやり生きていると同じものばかり食べがちになってしまうので、友達とのアクティビティ感覚でぜひ試してみてはいかがでしょうか?
以上、北山でした。