沖縄県では、主に県民向けにお酒の量を管理するアプリ「うちな〜適正飲酒普及啓発カレンダー」(略称:節酒カレンダー)を公開している。このアプリは飲んだアルコールの量を入力すると、自分が現在どれだけ酔っている状態なのかを男女またはシーサーのキャラクターが現してくれるのだが、Twitterユーザーの明日の朝食べるパン(@w97433)さんが、このキャラクターが変化した様子を投稿し、Togetterでも話題となった。
沖縄県が提供している飲酒量を記録するアプリ、飲酒量に従って二足歩行のシーサーが酩酊していく仕組みになっており、かわいすぎてどんどん酒を飲んでしまう https://t.co/ZeTYtbt2m3
— 明日の朝食べるパン (@w97433) 2018年6月20日
シーサー死んじゃった… https://t.co/enBo0VEiNr
— 明日の朝食べるパン (@w97433) 2018年6月21日
もちろん「どんどん酒を飲んでしまう」のはアプリで試しに入力してみた時の話。確かにシーサーの酔っ払った姿はちょっとかわいらしい。もちろん、実際に使う時は正確に飲んだ量を入力して欲しい。
飲んだ量を記録するとシーサーの様子が変わる
では、どんな風にしてキャラクターが出てくるのかを試してみよう。
アプリをダウンロードし、カレンダーにその日飲んだ酒の種類と量を選択する。選択肢でビールのすぐ次に泡盛が並んでいる点がいかにも沖縄のアプリらしい。
飲んだ量に応じて男女のキャラクターまたはシーサーが登場する。「爽快期」「ほろ酔い期」「酩酊期」とだんだん表情が変わっていく。アルコールが分解されるまでの時間の目安も表示されるので、ある程度の量を飲むと分解までにかなりの時間がかかることがわかる。
Twitterでは「シーサーがかわいい」と共感する人や「量が把握できるので飲み過ぎなくなった」「減酒に成功した」と実際にアプリを役立てている人からの声も集まった。
実は沖縄県では、県民がアルコール性肝疾患での死亡率が全国と比べて高めであり、節度ある適度な飲酒量を知っている人の割合が全国平均5割に対し、2〜3割に留まっているという。そのため自己管理が簡単にできるアプリが開発されたという背景がある。
沖縄県民のために作られたアプリだが、健康のために飲酒量をコントロールしたい人にも役立ちそうだ。かわいいシーサーの姿に癒やされながら飲酒量の管理に役立ててみてはどうだろうか。