地震で食器が割れても捨てないで!金継ぎ講師が「直し方教えに行きます」とのツイート
2018年6月18日、大阪で震度6弱の地震が発生した際、食器棚などが倒れて、長年使っていた愛着のあるものや大事にしていた食器が割れてしまって、途方に暮れている人もいるのではないだろうか。
しかし、割れてしまった食器を「捨てないで」と投稿しているのは映像ディレクターで金継ぎ講座も行っているナカムラクニオ(6次元)(@6jigen )さん。
大阪の地震でたくさんの大切な器が割れたと思いますが、捨てないで欲しい。(最初に金継ぎ講座を開いてくれたのは、高槻市だった)また、直し方教えに行きます。親の形見とか家宝の茶碗とかバラバラでもなんとかなりますので。 https://t.co/L0iCGjNcUd
— ナカムラクニオ Kunio Nakamura (@6jigen) 2018年6月18日
「金継ぎ」とは、割れたり欠けたりした器を漆で接着し、金属の粉で装飾して仕上げる修理方法のこと。近年、金継ぎのワークショップが各地で行われており、ちょっとしたブームにもなっているようだ。金で装飾された食器が、割れる前とはまた違った趣になっているのが金継ぎの魅力のひとつだろう。
だが、金継ぎという修復技術を知らないと「割れてしまったら捨てるしかない」と思いがちだが、Twitterユーザーの中にも震災の時に捨ててしまい、後から「金継ぎするって選択肢もあったと寂しく思うことがある」とつぶやいている人もいた。
ナカムラさんは7月に東京で金継ぎワークショップを開催する予定で、大阪で被災された方は参加無料だそう。また、大阪で開催する予定もあるよう。詳細はナカムラさんのTwitter投稿をチェックして欲しい。
次回の金継ぎWS、7/7(土)、7/8(日)は大阪の地震で被災された方、参加無料です(東京ですけど)気軽にご連絡下さい。
大阪は会場探してます。決まり次第行きます。https://t.co/dUZMqkuoSc https://t.co/OLL7PqcGM4
— ナカムラクニオ Kunio Nakamura (@6jigen) 2018年6月18日
誰かからいただいたもの、親などから受け継いだ大切な食器が割れてしまったという人はこの機会に金継ぎの技術を知ってみてはいかがだろうか。