なぜ人は新刊を落とすのか…落としたことがないサークルは制作期間に平均64.8日かけていたという結果が公表される
6月に入ると8月開催の夏コミの当落結果が判明し、各同人サークルは本格的に制作作業に取り掛かることになるわけだが、諸々の事情でどうしても発行できずに「落とす」ということも割とよくある。
なぜこうしたことが起きてしまうのか。その問題に立ち向かったのが、同人情報誌を作っているシアン*夏コミ3日目東ト-31a(@hachiman_cian)さんだ。
冬コミの新刊で「なぜ人は新刊を落とすのか?」を調査したところ、新刊を落としたことがないサークルさんは同人誌の制作期間を平均64.8日設けている、という結果が出ました。つまり夏コミで新刊を落としたくなければ、今日から手を付け始めるのが良いということにー! うおおおおがんばりましょう!! https://t.co/h20xK6ZLY4
— シアン:Circles' Square (@hachiman_cian) 2018年6月10日
シアンさんの2017年冬コミ新刊、その名も『なぜ人は新刊を落とすのか』に掲載されている調査によると、新刊を落としたことがないサークルは同人誌の制作期間を平均64.8日設けていたという。本の内容やボリューム、執筆人数にもよるが、およそ2ヶ月。続いてのシアンさんの投稿にもある通り、すでにスタートしているべきという衝撃の結果となった。さあどうする…!
なお本日時点(6/10)で夏コミ3日目(8/12)まで63日、つまり短納期の印刷所を利用しても60日を切っているので……実はもうだいぶ厳しくはあるんですが! それでも! 僕たちならやれる。そんな気がするんだーー
— シアン:Circles' Square (@hachiman_cian) 2018年6月10日
同人誌を落としたことのあるサークルさんでも平均48日は新刊作りに充てている……と、いうことは、夏コミの新刊を健全な納期で入稿するためには、今日と言わずとも数日内には着手したいところですね!
……わかってる、わかってるんだそんなことは……!!(自分で言っておきながら
— シアン:Circles' Square (@hachiman_cian) 2018年6月10日
なお、本誌でもちょろっと触れていますが、イラストサークルの方は「制作期間が数日」という作り方でも新刊を落としたことがない人が他ジャンルに比べて多いようです。その他、細かいデータはこちらの本に載ってますので……ね!(熱い宣伝) https://t.co/vEAJQfyNWi (とら/メロン/ZINで通販在庫アリ)
— シアン:Circles' Square (@hachiman_cian) 2018年6月10日
イラストサークルの場合は制作期間が短くても発行できるケースが多いようだが、ほとんどの人たちが普段の生活と両立させながら同人誌を制作していることだろう。「耳が痛い…」と悶えたり「だから…だから落とすのか…」と納得する声が集まった。
64.8日という日数は心に響くが、いずれにしても今後の発行計画を立てるときの参考になりそうだ。ご発行は出来る限り計画的に…。