今年2月、長崎県・対馬で38年ぶりに国内の生息が確認されたカワウソ。絶滅種として指定されていた「ニホンカワウソ」の可能性もあり、環境省のさらなる調査に期待したいところだ。
現在Twitter上では、そんなカワウソにまつわる、ある言葉の語源が話題となっている。
拙著原色ひまつぶし図鑑よりニホンカワウソの項。元気なら、うれしいね。 https://t.co/bpD2rpsIBK
— 日高トモキチ@春の盆踊り (@mokizo) 2017年8月17日
マンガ家の日高トモキチさん(@mokizo)が紹介するニホンカワウソの情報。日高さんによると、獺(かわうそ)が捕えた魚を岸に並べる様子がお祭りのように見えることから、「獺祭」という言葉が生まれたそうだ。
獺祭って…そういえばカワウソなんだ( ..)φメモメモ https://t.co/mr1QXP2wum
— raia_2010 (@raia_2010) 2017年8月17日
獺祭ってそういう意味かって思ったら、転じて詩や文を作るときに資料を広げて散らかすことだって
山口に受験に来たとき「カワウソマツリ」ってなんじゃ?って思ったわー https://t.co/V3ORuU9sYL
— こなつ (@kona_detective) 2017年8月17日
これに対して、獺祭がカワウソに関係があることを知ったという反応や、由来から転じて「詩や文を作るときに資料を広げて散らかす」意味もあるという指摘が寄せられた。
「獺祭」といえば、大人気の日本酒を浮かべる人も多いだろう。製造元である旭酒造の公式サイトでは、酒名の由来を山口県岩国市にある地名「獺越(おそごえ)」から一文字を取ったことが書かれている。
また、自らを「獺祭書屋主人」と称し、明治の日本文学に革命を起こしたといわれる正岡子規にならい、変革と革新のなかでより優れた酒を創り出そうという思いを込めたという。
なお、日高さんの著著『原色ひまつぶし図鑑』には、カワウソのほか、ハムスター・ワオキツネザルなどの動物や偉人、アイドル、数式といったものが紹介されている。気になった人は読んでみてはいかがだろうか?