授業を通して作品づくりを行う図画工作や工芸。皆さんはどんなものを作ったか覚えているだろうか。
現在Twitter上では、工芸の授業でとんでもない完成度の作品を作ってしまった人が話題になっている。
高校1年生の時に工芸の授業で
「板を重ねて立体的な入れ物を作りましょう」って言われて
先生的には"動物"とか"乗り物"の形をした"入れ物"や"ペン立て"を作って欲しかった所を
デザインできないから技術を入れようとして
鍵の機構独自に編み出してしまった作品 https://t.co/WBKQ35ZBQu
— リーチ ルクク (@reach_lukuku) 2017年6月8日
投稿者のリーチ ルククさん(@reach_lukuku)が高校1年生のとき、工芸の授業で「板を重ねて立体的な入れ物を作る」というお題が出された。その際想定されていたのは、動物や乗り物の形をしたペン立てなどの容器だったが、リーチ ルククさんは全く別のものを作ったという。
六角形の板を重ねただけのように見える作品。実はこれ、独自の機構を施した鍵付きの箱だそう。上から1番目と2番目の板を、クルクルと回すことで開く仕組みなのだとか。
開け方について補足しますと
回転数ではなく
位置で開くようになっています
動画をよく見ていただくと傷のような印が見えるかと思います
それを一直線上に揃えることで開きます
— リーチ ルクク (@reach_lukuku) 2017年6月8日
@sensya10 設計図はほとんど書かなかったと思います
ざっくり言うと
印は木材に直接書き込み
木材の切断には電動糸ノコで手作業で切りまして
接着には木工用ボンドで
擦れる部分は紙ヤスリで数ミリ削りまして
側面は電動ヤスリで平面を出しまして
最後にニス塗りです
— リーチ ルクク (@reach_lukuku) 2017年6月8日
鍵は回転数ではなく、2つの板をそれぞれ特定の位置に合わせることによって開く。制作にあたり、設計図を特に作っていないというのには驚きだ。
@unamuhiduki いままで10をつけたことがない先生(10をつけると今後の評価で最高基準がつけにくくなると理由から)に10をつけてもらったので満足ですw
— リーチ ルクク (@reach_lukuku) 2017年6月8日
作品につけられた評価は、10段階中10。当時の先生も、想定以上の作品に最高評価を与えるほかなかったに違いない。