意図がない「見開き3段組み」はNG! マンガ誌編集部が教えるコマ割りのコツが参考になる!!

大切なのはメリハリ!
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 マンガを描くときに欠かせないコマ割り。基本的な要素だが、ページをどのように区切るか悩む人も少なくないという。

 現在Twitter上では、そんなコマ割りにまつわるツイートが注目されている。

 集英社の少女漫画誌「クッキー」の編集部(@cookieshueisha)によると、「見開き3段組み」と呼ばれるコマ割りは避けたほうがよいという。このコマ割りでは、どのコマもほとんど同じ大きさになり、メリハリが出せないため、地味な絵に見えてしまうのだ。

 対策としては、1つ1つのコマとして考えず、一連のシーンをカット割りするつもりでコマ割りしたり、最も読者に見せたい大ゴマを決めてから、ほかのコマを埋めるといったことが考えられるそう。

 続く投稿では、まったりとした空気感を出す意図があれば、3段組みでもよいとしている。その上で、少女マンガの場合、主人公の感情によってコマ割りを変えることも多く、自由にコマ割りすることの重要性を訴えている。

 これに対し、講談社の青年マンガ誌「ヤングマガジン」の編集部(@ym_suzuki)は、「見開き単位でも、シーン単位でも、作品単位でも、緩急を意識し続けてください」と緩急の大切さを説いている。

 普段からマンガを読んでいる人でも、コマ割りについて、ここまで考えられていることを驚いたのではないだろうか。また、マンガを描いている人は、自分の作品のコマ割りをあらためて振り返ってみてはどうだろうか。