「手紙の送り主を探す手伝いをしていただけませんか」 マンガ『BLEACH』の作者・久保帯人先生からファンへのお願い

どうにか見つかりますように…!
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 「週刊少年ジャンプ」で15年間連載されていたマンガ『BLEACH』。

 Twitter上では現在、作者の久保帯人先生(@tite_official)から、ある人物を探してほしいというお願いが投稿され、大きな注目を浴びている。

 連載終了から3カ月。読者に向けて無事連載を終えることができた感謝を伝えたいと、久保先生。

 それとともに、連載中に何度も力をもらった読者からの手紙が「宝物」とも述べている。

 連載10年目を迎えた頃、体を壊し、思うようにマンガを描けなかったとのこと。当時は、「マンガ家失格」と情けなく思ったそう。

 そんなときに、名前も住所もない手紙が届いたという。

 イタズラかと思いながら開いた手紙に書かれていたのは、「普通の生活をしていたのに、突然病院から一歩も出られない生活に変わったこと」「テレビを見てもゲームをしても何も楽しめないこと」「余命が1年半であること」など。

 さらに「自分が楽しめる方法を考えるようになった結果、『BLEACH』にたどりついたこと」「『BLEACH』の次の巻が読みたくて、入院から初めて明日のことを考えるようになったこと」、そして、「送り主がこの世にいないこと」が明かされている。

 住所も名前も書いていない手紙の差出人を探すことを「わがまま」としつつも、彼へのお礼が言いたいという。

 久保先生は、手紙の現物も公開。平成24年10月19日に新宿郵便局にて消印が押されていることがわかる。心当たりがある人は「送り主情報投稿フォーム」から情報を送ってほしい。