生活のさまざまな場面で出くわすキャッチコピー。商品やサービスなどの広告に使われているものだが、社会的な目標や注意事項を表す標語もある。
現在Twitter上では、自殺防止の標語をめぐってさまざまな案が出されている。
自殺防止のキャッチコピー見てて思うんですけど「家族や友達を悲しませないで」系が多くてあほらしいなあって。死ぬときぐらいもっと自分のこと考えさせてくれてもいいのに。「もう一度食べたい味はありませんか」とか「もう一度嗅ぎたい季節はありませんか」とか、そういうののほうが自殺減りそう。
— HIMATUB (@HlMATUB) 2016年10月5日
発端になったツイートの投稿者によると、自殺防止のコピーは「家族や友達を悲しませないで」と呼びかけるものが多いという。しかし、そういった内容よりも「もう一度食べたい味はありませんか?」など、本人の心に寄り添うようなフレーズのほうが、自殺防止に効果があるのではないかと述べている。
「見逃したアニメ、ありませんか?」
「もう1度、観たいアニメはありませんか?」
立ち止まる。 https://t.co/BLhUJfu1CB
— とも@𝒟ℯ𝒸ℯ𝓃𝓉 (@Tomota_1988) 2016年10月6日
@SlRONAGAS
「死ぬ前におっぱい揉んでみたいと思いませんか?」とかあったら最早笑えてきそう。
— キヨミズ チアキ (@Nakayotuya) 2016年10月5日
@SlRONAGAS 『次のクールのアニメ見たくないんですか』『季節のスイーツや果物をもう一度素直に楽しみたいと思いませんか』
— 悠 (@Scarlet_130301) 2016年10月5日
@SlRONAGAS 「ハードディスクのデータは消しましたか?」
— 信(´・ω・し)ん。 (@dog_sleeping) 2016年10月6日
そのほかのユーザーからは、「見逃したアニメありませんか?」「死ぬ前におっぱい揉んでみたいと思いませんか?」など、同様の視点から自殺防止を呼びかける標語が提案されている。また、 「ハードディスクのデータは消しましたか?」と、他人に見られたら恥ずかしいものを思い出させるというアイデアも。
@SlRONAGAS @mituka_amamiya たしかに…。自殺しようなんて思い詰める人ってきっと、もう散々周りの人のことを考えに考えて、もう自分には抱えきれない、もう、もう…って思ってるのに、そこで更に「周りの人」のことを考えさせたらダメだと思いますね。。。
— かおる (@8i4Cr) 2016年10月5日
@SlRONAGAS 他人軸じゃなく自分軸に向けたメッセージが響く
— 雷庵@画狂人 (@gakyozin) 2016年10月5日
@SlRONAGAS 人によっては良い効果が期待できると思います。ただ僕の場合は食事が全て砂を噛むよう、外気に触れることもむしろ苦痛で、でも「死んだら大切な家族が」という思いだけが楔になりました。借金やイジメ等で追い詰められているケース等では、貴方の仰るメッセージが心に届きそう。
— キャット犬(たけふれさん) (@takecatken) 2016年10月5日
また、投稿者の意見に対し、「思い詰める人は、きっと散々周囲のことを考えて、もう自分には抱えきれない状態のはず」「他人軸じゃなく自分軸に向けたメッセージが響く」と同意する意見がある一方で、「食事は砂を噛むようで、外気に触れることすら苦痛というときでも『死んだら大切な家族が』という思いだけが踏みとどまらせてくれた」という声も寄せられた。
どのような呼びかけであれば、自分がつらい時に気を取り直せるのか。みなさんはどう考えるだろうか?