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 さまざまな趣向を凝らして、私たちの目を楽しませてくれる電車の車内広告。現在Twitter上では、阪急電鉄車内で目撃された中吊り広告が話題となっている。

 筆がぶら下がっている…? 一瞬目を疑ってしまうこの中吊り広告。よく見てみると、本物の筆ではなく、透明なフィルムに筆の写真が印刷されている。

 もちろん反対側から見ても筆。裏側に別な中吊り広告を入れないからこそできる斬新なアイデアだ。

 こちらの中吊り広告は、大阪市立美術館で開催中の特別展「王羲之(おうぎし)から空海へ」のもの。トゥギャッチ編集部は、同展を主催する読売新聞の担当者に、この中吊り広告について聞いてみた。

 

Q. 透明なフィルムに印刷するアイデアはどのように生まれたのでしょうか?

A. デザイナーと相談していくなかで決まりました。

Q. 筆を並べたデザインにしたのは、どのような理由からでしょうか?

A. 「王羲之」「空海」という文字だけでは、書に興味がある方以外、何の展覧会なのかピンと来ない人も多いはずです。そこで、書の展示だとひと目でわかるよう、筆を並べるデザインにしました。

Q. 広告に使われているのは、王羲之や空海に関係する筆ですか?

A. いいえ、残念ながら関係ありません。歴史的な人物が使うような古い筆は入手が難しいので…。

 

 王羲之や空海が有名な書道家でもあることを知らない人にも、展示のテーマが伝わるビジュアルを意図して作られたものだった。注目されるだけでなく、展示内容もイメージしやすい一石二鳥の広告デザインだ。

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