見かけたことある? 実は援助を必要としている「ヘルプマーク」に普及を望む声続々

知っておきたいサイン。
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 近年、広く認知されるようになった「マタニティマーク」。外見からでは判断しづらい妊婦さんへ、周囲が配慮しやすくするための目印となっている。

 では、みなさんはこちらのマークをご存じだろうか?

 上記は、東京都が2012年から導入している「ヘルプマーク」。

 義足や人工関節を使っていたり、内部障がい・難病を持っていたり、外見からは判別しづらい要因で援助や配慮を必要としている方が利用するものだ。

 しかしながら、「ヘルプマーク」をつけていた投稿者が優先席に座っていたところ、マークの意味を知らない高齢者から、席を譲るように促されてしまったという。

 東京都福祉保健局によれば、赤地に白くハートとプラスが描かれたデザインは、「相手にヘルプする気持ちを持っていただく」という意味合いが込められているとのこと。

 4月からは、西日本初となる京都府での導入開始が発表されている。さらに、青森県や徳島県、札幌市も来年度以降の導入を決定。これから徐々に普及していくことが期待される。

 これに対し、実際にマークをつけている方のほかに、「初めてこのマークの存在を知った」「マークの存在を広めたい」といった「ヘルプマーク」普及を望む声が続々と寄せられている。

 もしも電車などで見かけた際には、思いやりある行動を心がけたいものだ。