見かけたことある? 実は援助を必要としている「ヘルプマーク」に普及を望む声続々
近年、広く認知されるようになった「マタニティマーク」。外見からでは判断しづらい妊婦さんへ、周囲が配慮しやすくするための目印となっている。
では、みなさんはこちらのマークをご存じだろうか?
老人3人に席を譲れと散々言われ「このマークを知っていますか?」と聞いたところ、「知らないけど若いんだから年寄りに譲れ」だそうです。このマークはペースメーカー、義手義足、人工臓器、人工関節、指定難病の人が付けています。 https://t.co/uemmAmb6Yr
— お酒の妖精しずく🍺27日おもバザ売子 (@aquaseed1202) 2016年3月26日
上記は、東京都が2012年から導入している「ヘルプマーク」。
義足や人工関節を使っていたり、内部障がい・難病を持っていたり、外見からは判別しづらい要因で援助や配慮を必要としている方が利用するものだ。
しかしながら、「ヘルプマーク」をつけていた投稿者が優先席に座っていたところ、マークの意味を知らない高齢者から、席を譲るように促されてしまったという。
東京都福祉保健局によれば、赤地に白くハートとプラスが描かれたデザインは、「相手にヘルプする気持ちを持っていただく」という意味合いが込められているとのこと。
4月からは、西日本初となる京都府での導入開始が発表されている。さらに、青森県や徳島県、札幌市も来年度以降の導入を決定。これから徐々に普及していくことが期待される。
@aquaseed1202 フォロー外から失礼致します。お気持ちわかります。私もこのマークを持っていますが、席を譲ってもらうことはめったにないです。もっと認知度が広まるといいのですが…………
— 泉 星羅 (@ariestellar) 2016年3月26日
@aquaseed1202 お恥ずかしながら、初めてこのマークと札の存在を知りました。今まで電車等で見た覚えは無いのですが、もしかしたら気付かなかっただけでいたのかもしれないと思うと色々と考えさせられます。忘れないようふぁぼしました。他の人にも知って貰えるよう伝えていきたいです。
— ワンワン (@dragoon121) 2016年3月26日
@aquaseed1202 RTで拝見しました。東京都が作成し、この4月からは京都府でも公式に導入されますが、他の45都道府県ではこのマークは公式なものではなく効力も無いためまだまだ改善の余地がありますね。できれば早く未導入の都道府県でも公式に活用されるよう願うばかりです…。
— 白老 はるか (@haruka_thira) 2016年3月26日
これに対し、実際にマークをつけている方のほかに、「初めてこのマークの存在を知った」「マークの存在を広めたい」といった「ヘルプマーク」普及を望む声が続々と寄せられている。
もしも電車などで見かけた際には、思いやりある行動を心がけたいものだ。