【検証】チョコミント嫌いが食べられるチョコミント菓子を調べてみた
こんにちは。トゥギャッチ編集部の中道です。
気が付けばもう10月。昼はまだ暑い日があるものの、すっかり昼夜の寒暖差が大きくなり、一雨ごとに秋の気配が深まっていますね。私は夏が終わってしまい、悲しみに暮れています。
なぜなら、チョコミント菓子が撤退してしまうからです。
一部層から熱烈な人気を誇るチョコミント。最近では徐々に世間での支持率を高めており、夏になるとチョコミント菓子がコンビニをにぎわせています。
Twitter上でも、「#チョコミン党」というハッシュタグが立ち、ファンたちが新製品の感想や情報交換をツイートしています。
ファミマで売ってるこの「チョコミントシュー」ってやつ。チョコミントが嫌いではないって人はぜひ食べてみて。凄い美味しい。チョコミン党の人の口に合うかどうかはわからないけど、少なくともチョコミント入門レベルの安定した美味しさだと思う。 http://t.co/YRAgLEnXAp
— モップ・バーバリアン (@mop_barbarian) 2015年9月3日
先日も、コンビニ「ファミリーマート」の自社スイーツブランド「Sweets+」の「チョコミントシュー」が話題になりました。
チョコミント好きな私も3日連続で6軒のファミマを巡回しましたが、残念ながら発見できず…。ファミリーマートに確認を取ったところ、「同商品は沖縄の店舗限定で販売していたもので、すでに販売終了」との回答が得られました。
ファミリーマートさん、今からでも遅くないから全国販売してくださいよ!!
というわけで、来夏の「チョコミントシュー」全国販売を後押しするべく、今回はとある検証を行いたいと思います。それはずばり…、
「チョコミント嫌いが食べられるチョコミント菓子のボーダーラインを調べてみよう」です。
チョコミント菓子は、ファンからは絶大な支持を得ていますが、一方でその独特なフレーバーが苦手な人も少なくありません。そんなチョコミント嫌いの方にも、おいしさを知ってもらえる「入門編のチョコミント菓子」を決めたいと思います。
私はチョコミン党の極右派なので、今回はチョコミント嫌いのこの方に協力してもらうことにしました。
トゥギャッチ編集長の播磨谷拓巳(26)です。
私が編集部でチョコミント菓子食べているだけで、イヤな顔しますよね。なんでそんなにチョコミントが嫌いなんですか?
昔、一口食わされたアイスを吐いたのがトラウマ。なんか歯磨き粉とか、トイレの芳香剤を食ってる感じしない?
これは相当根深い。
というわけで、現時点で入手可能なチョコミント関連商品を集めてみました。アイスを含めて計10品。真夏だったら、ドリンク類も含めてもっとあったのですが、しょうがない。
はたして、このうちの何品がチョコミント嫌いの人でも食べられるのでしょうか?
さっそくいきましょう!
1品目は江崎グリコの「ポッキーデミタス ミント仕立て」です。
まずは肩慣らしにミント感が弱いものをセレクトしました。こちらは昨年1月にも発売され、好評を博して再販されたビジネスパーソン向けの「ポッキー」です。全長は通常よりもコンパクトな約90ミリで、スタイリッシュなデザインのパッケージはスマホと同じくらいのサイズ。持ち運びにも非常に便利だと思います。プレッツェルにはココアパウダーを練り込んであり、ビターな味わいが特徴的な一品ですね。コーティングのチョコレートにミントの風味が効いています。仕事の合間にリフレッシュするにはもってこいのチョコミント菓子だと思います。この商品に限ったことではありませんが、冷蔵庫で冷やしておくとミントの爽快感がアップするので、ぜひ試していただきたいです。
恐る恐る匂いをかぐ編集長。爽やかなミントの香りを楽しんでいるのでしょうか。
これは、まぁ…うまいね。プレッツェルがサクサクしているから、苦手な歯磨き粉感がない。
当然ですね。グリコを舐めないでください。
ミントとチョコの強さを5段階評価した結果は…
※★=1、☆=0.5
「ポッキーデミタス ミント仕立て」
ミント感 ★★
チョコ感 ★★★★
お次は、明治「フィールミントチョコレート」。
これは元々スティックタイプで、2010年6月に発売されました。ちなみに、2013年に登場したスリムパックタイプの「フィールミント マーブルスタイル」は、チョコミント好きなら、非常時に備えて常にカバンに忍ばせていたはず。夏季限定ものが多いチョコミント菓子のなかでも、通年入手しやすい商品です。コンビニ菓子におけるチョコミントブームの先駆けと言っても過言ではありません。
日本のチョコミント史における大きな一歩となった偉大なお菓子です。しかも、一般的にはミントオイルなどを使うなか、こちらはなんとペパーミントリーフパウダーを練り込んであるんですよ!
やはりまずは匂いをかぐらしい。「あー…」というリアクションからの味の感想は?
これも食えるな。ミント入りチョコとミルクチョコレートの2層構造なのか。さすが「チョコレートは明治」というだけあって、単純にミルクチョコがうまいわ。
「フィールミントチョコレート」
ミント感 ★★☆
チョコ感 ★★★★
チョコレートのおいしさが苦手なミント感をカバーしてくれた模様。チョコミント好きとしては、甘みのあるペパーミントをしっかり堪能してもらいたいところです…。
同じく明治の「アポロ フィールミント仕立て」も実食。
甘さ控えめのミルクチョコとの相性が絶妙です。フィールミントと明治の看板チョコレート菓子コラボシリーズは「マーブル」バージョンもあるのですが、残念ながら品切れでした…。寒色系で統一されたカラーリングが素敵なんですよ~。
うーん、さっきよりもミントの主張が強くてまずいわ。もっと抑えてほしい。
「アポロ フィールミント仕立て」
ミント感 ★★★☆
チョコ感 ★★
続いては、アメリカのチョコミント菓子のパイオニア、アンデス・キャンディーズの「アンデス ミントパフェ シン」です。カルディなどの輸入食品店ではおなじみの一品。匂いをかぎすぎ。
一口食べてこの表情。そして、「これ、『蛍の墓』だ」と一言。意味が分かりません。
節子が嫌いな「サクマドロップ」のハッカ味みたい。ほかのお菓子よりもミントが辛くて口に残りやがる。
この商品は、ミントチョコの層がミルクチョコレートをサンドしているのが特徴です。いかにもアメリカンな着色料のグリーンにファン心をくすぐられます。
匂いをかいだ時点で、食べ物じゃないと思った。ていうか、実家の洗面所の匂いがする。
「アンデス ミントパフェ シン」
ミント感 ★★★★
チョコ感 ★★
同じくアンデスブランドの「アンデス クリームミント シン」(写真右)を食べていただきましょう。
先ほどの「ミントパフェ」と逆の構造で、チョコレートの層が表面になっています。こちらのほうがきっと食べやすいはず。
うわ!! …確かにさっきのよりミント感は薄いけど、クセが強くてダメだ。
「アンデス クリームミント シン」
ミント感 ★★★
チョコ感 ★★★
苦手なものを食べ続けて若干目が座ってきていますが、続けて海外のものを味わってもらいましょう。ブシャール「モーメント ダークミント」は、チョコレートの国・ベルギー産。
うまい! …中まで真っ黒だし、ミント入ってなくない? 普通にうまいチョコレートだわ。
「成城石井」で見つけたのですが、実は私も初めて食べます。カリカリしたキャンディーが入っていて、食感がいいですね。カカオ59%のビターなチョコが実においしい…さすがベルギー産!
「モーメント ダークミント」
ミント感 なし
チョコ感 ★★★★★
いよいよアイス編へ突入! まずは、セブンイレブンのプライベートブランド・セブンプレミアムの「チョコミント好きのためのチョコミントバー」です。
昨年のアイスでチョコミントの洗礼を受けたからビビってたけど食べやすいね。
乳脂肪分の少ないラクトアイスなので、軽い口当たりですよね。薄いチョコチップの食感が病みつきになります。5~6年前に発売されましたが、昨年から「チョコミント好きのための」というキャッチコピーがつきました。常に自宅の冷凍庫に入れておきたいくらい愛してやまない商品なので、通年販売されないのが惜しまれます。
「チョコミント好きのためのチョコミントバー」
ミント感 ★★★
チョコ感 ★★
続いて、アイス2品目。赤城乳業「チョコミント クールアイスカップ」です。
ご名答! 実は、先ほどのセブンのアイスバーも同じく赤城乳業で作られているんです。しかし、乳固形分10%以上 (うち乳脂肪が3%以上)のアイスミルクに分類されるので、クリーミーな味わいでしょう。今年発売された新入りですが、パッケージにある「since 1999」は、バータイプが誕生した年ですね。
「チョコミント クールアイスカップ」
ミント感 ★★★
チョコ感 ★★
同じ会社が製造しているからか、ベースの味は変わらない印象で、先ほどと同じ評価に。
最後は、よりクリーム感の強いアイスクリームを2つピックアップ。ハーゲンダッツ「ショコラミント」と、B-Rサーティワンアイスクリームの「チョコレートミント」です。
チョコミントアイスの王道とも言うべきサーティワンは、鮮やかなミントグリーン。一方、昨年期間限定で発売され、今年再び登場したハーゲンダッツは、パッケージこそグリーンですが、アイス自体は真っ白なのがポイント。これは、ハーゲンダッツが天然の素材にこだわっているからこそでしょうね。チョコミントを愛する私としては、色味も込みで完成されると考えているので残念ではありますが、味はもちろん一級品です。個人的には、サーティワンでダブル以上を注文するときは、必ず一番下にセットしてもらうかオールチョコミントの2択がオススメ。
ハーゲンダッツは甘すぎるな…。元々甘いものが苦手だから、ミントを抜きにしても個人的に厳しい味。サーティワンは見た目とは裏腹に意外とミント感が弱いな。アイスクリーム自体がダントツでうまい。
ハーゲンダッツはチョコチップが薄くて、滑らかなアイスを邪魔しない上品さが感じられます。サーティワンのゴリゴリした食感もジャンキーでたまりませんが。
「チョコレートミント」
ミント感 ★
チョコ感 ★★★
「ショコラミント」
ミント感 ★★☆
チョコ感 ★★
以上で今回用意した10品のテイスティングが終了。それぞれのお菓子の味のバランスはこのような結果になりました。
そして、チョコミント嫌いの播磨谷編集長の独断と偏見によるランキングがこちら!
1位:ブシャール「モーメント ダークミント」
2位:B-Rサーティワンアイスクリーム「チョコレートミント」
3位:江崎グリコ「ポッキーデミタス ミント仕立て」
4位:明治「フィールミントチョコレート」
5位:明治「アポロ フィールミント仕立て」
6位:セブンプレミアム「チョコミント好きのためのチョコミントバー」
赤城乳業「チョコミント クールアイスカップ」
8位:ハーゲンダッツ「ショコラミント」
9位:アンデス・キャンディーズ「アンデス クリームミント シン」
10位:アンデス・キャンディーズ「アンデス ミントパフェ シン」
3位までは「一口食う?」って聞かれたらもらうと思う。食えなくはないけど、自分で進んで買うことは絶対にないな。
食べ過ぎて具合が悪くなってしまったようです。
検証から1時間後、社内のチャットで「吐いた」という報告が。もったいない…。
【結論】
ミント感がチョコ感を上回っていれば、チョコミント嫌いな人も食べやすい。
ただし、食べ過ぎると吐く。
検証で食べきれなかったチョコミントは、もちろん私がおいしくいただきました。
来年の夏にどんな新商品が出るのか今から楽しみです。