子どもに道を尋ねる人は犯罪者と思っていいのか? 大阪・高槻市の中学生死体遺棄事件から学ぶ「車から声をかけてくる大人」への正しい対応とは

難しい問題ですね。
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 今月、大阪・高槻市で中学1年生2人が行方不明になった事件は、2人が遺体で発見されるという最悪の結末を迎えてしまった。その事件の経緯を知った人からはこんなツイートが投稿がされ、注目を集めている。

 死体遺棄容疑で逮捕された容疑者は以前にも、少年に声をかけて車に監禁して連れ回す事件を起こしており、それについて投稿者は「自分も何度か道に迷った車から声をかけられるという体験があった。そもそも子どもに道を尋ねる時点で危険だと教えなければいけないのでは」という意見をツイートしている。

 これに対しては、上記のような賛成の声が上がった。

 しかし悪気なく道を尋ねている人たちもいるため、一概にそうとは言い切れない部分もあるのも確かだ。

 警視庁によると、昨年の1月~11月までで発生した子ども(13歳未満)の連れ去り事件は、認知件数だけでも100件を超えており、実際の被害はそれを上回ると思われる。また女児だけでなく男児も被害にあっており、必ずしも「男の子だから大丈夫」とは限らないという。

 また、セコム広報アカウントでは「子どもの連れ去りをどう防ぐか」という記事を紹介して注意を喚起している。

 「子どもに声をかけてはいけない」という昨今の風潮が、深夜に外出していた被害者たちへの声掛けを躊躇させたのでは? という難しい側面もあるが、今後悲しい事件を二度と起こさないためにも、社会が一丸となって考えていかなければいけない課題であろう。

 あなたは一連のツイートに対し、どのような感想を持っただろうか?