「みんなで協力したときの力は足し算でなくかけ算」という発想に疑問の声 マイナスの人がいたら台無しじゃないか?

合っているような、間違っているような…。
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 「個人の力は小さくても、みんなで力を合わせれば大きな力を発揮できる」。よく聞く言葉だが、それを比喩した数式が話題になっている。

 個人の力を1だとした場合、協力したときの力は足し算ではなく、「人数×1」という掛け算で求められるとするもの。

 この計算だと、1人でやっても複数人でやっても常に答えが1になってしまう。数式が矛盾しているのではないか、という疑惑もあるが…。

 この数式に従うと、0の力、マイナスの力を持つ人と協力するよりも、1人でやったほうが効率がいいことになる。

 また、1以上の力を持つ優秀な人がいれば大きな力を生み出せることになる。

 もしかしたらみんなで協力することも大事だが、メンバー選びはもっと重要だということを教えてくれる数式だったのかもしれない。