中野区がアフリカに似ているらしいので、世界一治安の悪い都市に行く
世の中には「そっくりさん」というジャンルがある。それは人だけでなく、ブランド物バッグに似ているノーブランドのバッグなども、そっくりさんといえる。そして、それは地理にも存在する。
凄いことにきづいちゃったんだけど。
中野区とアフリカってかなり似てる。アフリカの角もギニア湾もある。極めつけは中央線と赤道の走り方が同じ過ぎ。
こりゃ、区役所と中野区にある組織はアフリカ企画を立ち上げないと。 http://t.co/tkd0IIYjFA
— JKom (@jirokomori) 2014年10月29日
日本の中野区とアフリカが似ているらしい。たしかに高熱が出ている時や、徹夜明けに見ると似ている気がする。
アフリカといえば、雨が少なく、年中暑いイメージがある。そんなアフリカと中野区は形が似ているのだ。ということで、日本のアフリカ、中野区に行ってみたいと思う。
アフリカに来たら雨が降っていた。あと寒い。とりあえずアフリカといえばピラミッドということで、そこを目指したいと思う。
アフリカは治安がよろしくないイメージがある。犯罪等が多い気がする。危ない人が多いのだ。ただここは中野区なので、その心配はないだろう。
地図を見比べ、ピラミッドがある場所にやってきた。アフリカのピラミッドの場所は小学校となっていた。
ちょうど下校の時間帯で、カメラを持って小学校を撮影している私。危ない人は私になっていた。日本では事案となるやつだ。
通報される前に足早にピラミッドを去り、次は「サハラ砂漠」を目指す。中野区のサハラ砂漠はどのような感じなのだろうか。地図を照らし合わせ、その場所を訪れた。
先ほども述べた通りアフリカは治安が悪いと思っていたが、サハラ砂漠にやって来たら「平和の森公園」である。危ない人は私だけなのだ。
サハラ砂漠で雨。きっと民は喜んでいるだろう。恵みの雨だ。こっちは寒いし、カメラは濡れるしで大変だが、アフリカの人たちの気持ちになればこれは恵みの雨だ。
ライオンやラクダはいないが、タヌキやハクビシンはいるらしい。
最後は、世界一治安が悪い都市ともいわれる「ヨハネスブルグ」を目指すことにした。
ヨハネスブルグやっべえよ… http://t.co/fz4VdCARsX
— つみきさん (@tumityaso) 2014年5月9日
ヨハネスブルグといえば、ハイエナをペットとして飼う場所だ。ドーベルマンどころではない。分かりやすく危険だ。そんなヨハネスブルグは中野区では「中野新橋」辺りとなる。
念のため、財布を盗まれないように大切に握る。ここはヨハネスブルグなのだ。中野区とアフリカの形が似ているばかりに、治安が悪いとされた中野新橋がかわいそうでならないが、私も身の安全が第一。仕方がないのだ。
ただ中野のヨハネスブルグはとても治安がよかった。銀行のATMではキチンと列ができていた。当たり前と言えば当たり前。アフリカと似ているだけで、ここは中野区だ。
不動産屋さんの名前が「なかよし」だった。ヨハネスブルグならば「ふなか」とか「さつばつ」とかでないと困る。
せめてもと思い、ハイエナの散歩を期待したけれど、普通の犬が散歩していた。とてもしつけの行き届いた小さな犬だ。せめて大型犬なら…。
しかし、ここで事件は起こる。
小学生が歩いていた。一人の少女が先に自転車を漕ぎ始め、残る友人たちに「おさきんたま」と言い放ったのだ。「お先に」と「きんたま」を組み合わせたあいさつ「おさきんたま」。
彼女の未来が危険だ。きっと中学くらいであの頃を思い出し、夜中、ベットの上で「あー」と頭を抱えるはずだ。危険なあいさつ、それが日本のヨハネスブルグで交わされていた。