企業が社員に有給を義務付ける新制度は、労働者の救世主になるのか?
有給とは、「取得条件を満たした労働者に対して与えられる、賃金が減額されない休暇」のことである。
しかし読者のみなさんのなかにも、有給をすべて使い切れている方は少ないのではないだろうか。
そんな人たちに救世主とも言える新制度が誕生するとのニュースが話題になっている。
今の制度
私「10月10日にお休みをいただきたいんですがよろしいでしょうか…」
上司「なんで?」 http://t.co/5KN7VMmzr5
— c☺︎ (@kibkrm) 2014年10月3日
こちらは本日の日経新聞の一面の記事を撮影したツイート。同記事によれば、厚生省は現行の「社員から有給取得を申し出る」制度では、職場への遠慮から休みにくいという実態をふまえ、新しく「企業が社員に有給を取らせることを義務付ける」制度を作り、早ければ2016年春からの施行を目指すとのこと。
これにより、有給を取りやすくして生産性を高めるのが狙いだが、Twitter上では下記のような声が挙がっている。
@sakamobi @shi_1985 「休む日を教えて」と言われないと有休取得できない。なんてことがないことを祈る( ̄▽ ̄)笑
— まきちゃん (@nwsekitama) 2014年10月3日
どうせ今の制度で有給取れない職場なら、新制度だって適当な理由つけて断られるに決まってる
— マロン◆4/19-22 北の途切れ (@maroncarpbaka) 2014年10月3日
「有給を取りやすい制度を設計せよ」ではなく「誰がいつ休みをいきなり取ってもきちんと回る組織を設計せよ」が正しい問題の立て方なのではないか。
— 結城浩 / Hiroshi Yuki (@hyuki) 2014年10月3日
さて、あなたはこの制度、どう思っただろうか?