◯◯の××子さんを作ろう!
みなさんこんにちは、小野ほりでいです。
突然ですが、「コップのフチ子さん」をご存知ですか?
私も先日知ったのですが、こちらはタナカカツキさん考案で奇譚クラブで作られているカプセルトイで、
おいしいし、
ストロー立てフチ子さん かわいすぎや。 http://t.co/tJAC6iacVi
— 起きたしお (@oktsor1120) 2013年7月1日
コップの縁に引っ掛けたり、
フチ子さんで遊んでたら落ちた… http://t.co/juCkM6xCH7
— と む さ ん (@Mltsuklo_o) 2013年7月1日
落としたり、
亜空のフチ子さん #うちのフチ子さん募集 http://t.co/MI0esewEUs
— ヴァニラ (@Vanila_Ice_Ice) 2013年7月6日
ほかのフィギュアと組み合わせたりと、いつTwitter検索をかけても誰かが何かに乗っけて遊んでいる写真が見つかるほどの人気のようです。
それを見て羨ましくなった誰かが、買ってまた写真をアップロードして…。
これは、売れるのではないか!?
私の直感がそう告げてきました。
なので、検索をしてみました。
売れてました。
そう、私の勘に狂いはなかったのです。
そこで私は思いつきました。
このシリーズで奇譚クラブからはまだ「コップのフチ子さん」しか発売されていませんが、この「フチ子さん」のパクリ商品となる「◯◯の××子さん」を次々と考案し、次回作が出る前に先回りして発表しておけばかなり邪魔になり、「それ作りたいので買い取らせてください」と5820円ぐらいもらえるのでは?
思い立ったが吉日。すぐに制作に移りましたが、所詮は素人、素材は立体ではなくペラペラの紙です。
ニセフチ子さんの試作は、完全に失敗に終わりました。
どうやら、「コップ」の「フチ」にこだわっていては本家に敵わないようです。
しかし失敗は成功のもと、天才は99%の努力と1%となんとかだと言います。
ここで諦めるわけにはいきません。
私が苦悩のすえ生み出した、さらなる◯◯の✕✕子さんたちをご覧ください。
◯◯の××子さんその1:
コップの下子さん
「いえいえ私がフチだなんてそんな」と謙虚な姿勢を貫き、コップの下敷きに甘んじたことでペラペラになってしまったのがこのコップの下子さんです。
フェルトやコルク製にすれば吸水性がアップしてさらに便利になりますが、そういうものを人々はコースターと呼ぶようです。
◯◯の××子さんその2:
コップを…
セーイ!(コップをセーイ!子さん)
あざとく一般受けを狙った制服のデザインにまったく悪びれない表情でコップを倒すのが、こちらのコップをセーイ!子さんです。
コップを倒してしまったときには、素早くセーイ!子ちゃんを横に置いて、そ知らぬ顔で口笛を吹きましょう。
◯◯の××子さんその3:
ジュースの中にもはや浸かってしまっている子さん
「結局は性」をコンセプトに考案したこちら。
飲むほどに見てはいけないものが見えそうなスリルとともにジュースを味わうことができ、バカ売れ間違いないこちらの商品ですが、水面から下は徹底的に雑な作りです。(後で真顔で飲みました)
◯◯の××子さんその4:
はあ、また月曜日か…会社に行っては仕事、仕事しては残業して家に帰り、
家に帰って寝てはまた起きて会社に行く繰り返しの毎日。収入に不満はないけど
いったい何のために生きてるんだろう、俺…おや、なんだ? 靴の中に何か…。
ん、人? 俺の靴の中で小さい人が寝てる? こいつはたまげたぜ!
起こすわけにもいかないし、今日はケンケンで会社に行くっきゃないな、
参ったぜホントに!(と言いつつも灰色の生活に少しだけ彩りというか
癒しを感じてしまう俺だった。ありがとう、小さい寝てる人…)さん
名前が長くなりすぎましたがそういうことです。
◯◯の××子さんその5:
電気のヒモ子さん
一人暮らしの寂しさを紛らわせてくれる点では、こちらも負けていません。
味気ない蛍光灯の紐の下に舞い降りた姿はそう、まるで天使(上に輪っかがあるから)。
寝る前に電気を消すときには「おやすみ、ヒモ子さん」と言いながら足を引っ張りましょう。
ヒモ子さんの表情はいつでも安らかな笑顔です。
◯◯の××子さんその6:
天井のスミ子さん
日常にスリルが足りない方には、こちら。
天井の隅のありえないほど狭いすき間からスミ子さんが顔を出し、あなたの暮らしをおはようからおやすみ、そしてその次のおはようまで見守ります。
それだけでも、きっと驚くほど安心して眠れるようになるはずです。
◯◯の××子さんその7:
砂糖入れの中で勝手に泳いでる子さん
日常にちょっとした遊び心のスパイスを加えるのが、この泳いでる子さん。
料理中、ざっくりとすくった砂糖の中にこのフィギュアが混じっていて煮物などに混入し、プラスチックの溶けるいやな匂いを発するなど、忙しない日常の中にクスリとくる微笑ましいハプニングをもたらしてくれるかもしれません。
◯◯の××子さんその8:
釣り銭グチ子さん
「もう別に家の中の物じゃなくてもよくないか?」となって作ったのがこちらです。
自分で買ったグチ子さんの使い道が自販機の釣り銭口に突っ込むという、「購買」というものの意義を考えさせられる商品となりました。
それでは最後に行きます。
◯◯の××子さんその9:
ブックのエンド子ちゃん
普通に東急ハンズに売ってそうな感じになったのがこちら。
インテリアとしてシャレた感じがするし、東急ハンズに打ってたら普通に一週間に2個ぐらい売れるのではないでしょうか。
もし東急ハンズに打ってたらすいません。
でも、もし東急ハンズに売ってなかったら商品化してください。
必死で抑えてる感じが「俺の本棚の質」を感じさせていいのではないでしょうか。
人に見せびらかしたい本棚を持っている方は、自作してみてもいいかもしれません。
ちなみにこれは私ではなく父の本棚です。(私は文字を読めません)
いかがでしたか?
最初に「5820円」と大きく出てしまいましたが、私も鬼ではありません。
こちらの記事を見て、もし奇譚クラブ及びタナカカツキさんが商品化したいということであれば、12円でアイデアをお売りしますので、ぜひ私までご連絡ください。
それか、アイデアを買わなくていいので500円くらいください。それは別に誰でもいいです。
お金をください。
(おわり)
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